ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

睡眠時無呼吸症候群(SAS)といびき!!

2006年04月26日 17時44分34秒 | Weblog
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は日本に200万人いると推測されており、そのうち治療を受けている患者さんは2万人程度にすぎません。SASとは一晩に10秒以上の無呼吸が30回以上または1時間に5回以上の無呼吸が起こることをいいます。いびきとの関係が深く、特に朝まで続くいびきや急に音が大きくなったいびき、そして呼吸が止まった後急に大きく苦しそうにかくいびきは注意が必要です。また朝まで続くいびきは高血圧を合併する頻度が高く非常に危険です。しかし、寝ている本人は自覚しにくく、多くは一緒に寝ている家族が指摘してくれます。心配な人は近医にて比較的簡単に検査することが可能です。これは睡眠ポリグラフ検査といって必要な器具を体に装着して一晩寝るだけで、自動的に呼吸状態や酸素飽和度などがモニターされ、SASが診断されます。一度検査してみてはいかがでしょう!!
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ゴルファーの大敵花粉症

2006年04月22日 09時45分59秒 | Weblog
 いよいよ北の秋田でもゴルフシーズンが到来!!先日、小生も張り切って大館CCに出かけました。その日は天候が最悪で雨・霰・強風が吹き付ける中、ラウンドしましたが池ポチャにOBさらには3パット4回とかなりハードな練習ラウンドとなりました。実は小生もスギ花粉で10数年来、苦しんできましたが抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤のダブル治療でかなり症状も軽快し、ゴルフ場でもスタート前に3回程くしゃみをすれば好くなりました。さて、スコアですが88でした。今年は雪が例年より多く寒かったせいであまり冬場練習ができず、調整不足がたたったものと反省しております。最後に花粉症は毎年ある訳ですが、その年毎に飛散環境が変化します。従って、患者さんの重症度(軽・中・重症)によって治療時期や投与薬の内容が異なりますので、できれば症状のまだないうちに専門医に相談した方がよろしいと思います。一度アレルギー反応が起きると治療しても効果が出るまで1週間程かかります。春先パターの調子の好くないゴルファーの方は早めに治療を開始た方がよさそうです。
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慢性の咳(咳喘息)!!

2006年04月15日 11時44分05秒 | Weblog
 なかなか咳が止まらなくてお困り方はおりませんか?最初は風邪症状で病院受診したが、なかなか咳だけが止まらない。比較的食欲もあり、お熱も無いのにどうゆう訳か咳が止まらず困っている患者さんが増えているように思います。当院でも同様の症例がけっこうあります。胸部聴診やレントゲン写真を撮っても異常なく、明白なアレルギー歴もない場合が多く、通常の咳止めや去痰剤では効果なく、マクロライド系の抗生剤を投与しても、反応が弱い様です。ただ、慢性の耳鼻科疾患(慢性副鼻腔炎や蓄膿症)を合併している傾向がありますが、近年、内科的にはこの病態を”咳喘息”として考えております。このような症例では吸入ステロイド剤や抗ロイコトリエン製剤が有効であり、投与後2~3日頃より効果が認められ1週間後にはほとんど咳が消失します。効果が出てからは1週間同剤を継続後、半量をもう2週間継続して症状がまったくなければ即中止可能です。一度試しては如何でしょう!!
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ぱちんこ冬のソナタ(パチンコ依存症の実態)

2006年04月08日 09時43分05秒 | Weblog
 今、パチンコ業界に新たな旋風が吹き込んでいるらしい。それは”ぱちんこ冬のソナタ”の来襲である。皆さんご存知のように韓流ブームに火を付けた”ドラマ冬のソナタ”のことであるが、チュンサン(後にミニョン)とユジンの純愛ストーりーで日本全国の熱狂的なファンに支持され、特に中年女性のハートに火を付けてしまったらしく、旦那そっちのけで”追っかけ”が横行して社会現象にまでなったほどである。あれから2年以上が過ぎ平静を取り戻したかと思われた矢先に、突如現れたソナタの再来が”ぱちんこ冬のソナタ”である。実は小生もこのブームに後押しされて、某パチンコセンターに行ってみたところ、満員御礼の垂れ幕こそなかったが、その台のコーナーは混雑しており、その大半が中年女性であった。スペシァルリーチになると実写のクライマックスシーンが飛び出し、その再会が鼓動とともに再現され、大当たりとなる。冬ソナファンにはたまらない設定となっているようです。しかし、再会が2度3度叶わない場合も多く、熱くなってついつい深みにはまってしまうケースも多々あるようです。この現象は冬ソナに限ったことではなく、パチンコ愛好家には日常的なことであります。ある筋のデータによるとパチンコ依存症の患者は14%いると発表されています。パチンコは確かに楽しいものであるが、依存症にならないように注意しなければなりません。ちなみに、パチンコ依存症とは毎日通っている常習者のことであります。
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学校保健医より肥満指導の現実!?

2006年04月01日 16時00分16秒 | Weblog
 小生は15年程前より某中学および高校の保健医を担当しております。生徒の健康診断をし、異常があればチェックして、後日指導しなければなりません。先日、肥満指導の生徒とその母親が当院に受診し、毎日の食事内容を拝見し、問題点を見つけ出し指導したことがありました。その女子生徒は極度の肥満を示し、「糖尿病予備軍として注意しなければならない」と説明して、「肥満改善のためにまず第一に食事が重要である」ことを力説しました。その生徒は毎食後たっぷりのサイダーとアイスクリームを取っているようなので、「まずこれを止めましょう!」と言うなり、母親が「この子はサイダーとアイスクリームが大好きなんです!」と顔をしかめました。小生は「それではサイダーとアイスは夕飯のみにして1杯1個としてください。」と言うと、その親は「それは無理です・・・。とにかくこの子はアイスクリームが好きなんです。」と一歩も譲らず言い張った。小生は閉口してしまいました。運動指導もしようと思いましたが止めました。・・・・・・・・・・。
特に、食事療法は母親の協力が不可欠であり、インスタントものや出来合いものは極力止めて、”家庭の味”を味あわせてほしいものである。お願いします。
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