快晴の中、今季3戦目を大館CCにてキャスコ杯に参加してきました。ファミリーでのラウンドでしたが・・・。ショットが不調で最終スコアーは94(44-50)でありました。案の定OBも3発かっ飛ばしまして、ガッカリであります。パット競技(俗にオリンピック)も行ないましたが、銀2銅2鉄2とパットはまあまでしたが、1回3パット(ガラガラ蛇)してしまいました。ショットではダフリ・トップ・チーピンの嵐で寄せで何とかしのぎましたが、最後は力尽き最終ロングを3オーバーとしてしまい、万事休す。実践ラウンドより、練習をもっとすべきと痛感しました。これで3連続90台とまだ80台が一回も出ていません!?楽しくないゴルフが続いており、悔しい思いでいっぱいであります。
先週末に急な動悸と胸部苦悶を訴える患者さんが来院。脈拍は150前後であり、微弱で触診でははっきり脈拍数が解かりにくい。さっそく心電図を施行したところ、上室性頻拍症であることが判明。まずセルシン1Aを静注したが効果無く、強心剤ジゴシン1A静注しましたがこれまた効果が無く、脈拍も180まで急増してまったく動けない状態となりました。最後の手段としてリスモダンP2A静注を看護師にオーダーして、その間頚動脈洞圧迫法(左)を試して診たところ、あれよあれよというまに脈拍は100までスト~ンと落ちまして、患者さんも楽になったとのことで追加のリスモダンは中止しました。迷走神経刺激することで房室結節伝導を抑制すると頻拍発作が収まることがあり、今回は頚動脈洞マッサージが有効でありました。そのほか深呼気時の息こらえ(Valsalva法)や寒冷反射(冷水を一気に飲むあるいは顔を付ける)などが有効であり、習慣性の方は試してみるのもよいかと思います。原因はWPW症候群と房室結節内リエントリーに起因するものが多く、精査が必要であります。
腹痛を訴える新患患者(75歳男性)が来院した。腹部を触診して診ると圧痛や張りはなく、いわゆる胃炎類似症状(潰瘍やびらん性胃炎,GERD)の典型例では無いなと思いながら、念のためECGを即施行したところ、心室性期外収縮を伴った下壁心筋梗塞であった。この患者さんは通常ECG検査の際は仰臥位で測定する訳であるが、その肢位を取ると苦しがったため、半仰臥位で測定した。下壁梗塞の場合はこのような肢位の苦悶と腹部症状を伴い易く、腹部症状が優先しても必ず心電図はとるべきであります。これを見過ごし、安易にブスコパンなどの抗コリン剤を投与した場合は悪化・急変して死亡に直結する場合も想定され、細心の注意が必要である。特に糖尿病患者や高齢者の腹痛は心血管疾患の存在を常に念頭に置かなければならない。その患者さんは直ぐに救急車で市立病院に搬送されたが、同診断にて弘前の大学病院に向かったそうです。
2日前の夜(11PM頃)のことである。急な電話があり、小生の親父が急な腹痛を訴え、動けなくなったとの知らせがあった。早速往診して診察して診ましたら、左背部の即打痛が軽度あり、既往歴からも尿管結石発作が最も考えられました。また病院に戻り、緊急用の院内常備薬リストからコスパノンとウロカロンを発見して、投薬いたしました。その夜はグッスリ眠れたそうであります。翌朝は腹部エコー検査を施行して、左腎盂・腎杯の拡大を認め、結石自体は確認できなかったももの臨床的には尿管結石と確定診断されました。尿管結石は激痛(疼痛)発作を伴い、酷くなると悪心・嘔吐などの消化器症状を併発して、かなりの重症感があります。腎臓内で形成された結石(蓚酸・尿酸Caなど)が尿管の解剖学的狭窄部位3ヶ所に順次引っ掛かって腎臓内圧が上昇して、疼痛発作を起すと考えられている。どちらかといえば若い人(20~30才台)に多いとされているが・・・。1~2週間前に無痛性の血尿(コーラ色)を伴う場合もあり注意が必要であります。実は小生も経験がありまして、半日仕事を休みました。
遂に北国秋田の大館市にも桜前線が北上して、桜満開であります。昨日は妻と二人で桂城公園の桜を観に行ってきました。桜のお堀端を半時計回りに半周したところで、弟夫婦とバッタリ出くわしまして、世間話を15分程して帰ってきました。今年の桜は本当に綺麗で木の体調もよいと思います。桜のほんのりとした香りが春風の乗って漂っており、早春の日差しが優しく包んでくれます。ゆっくりとした時間(とき)が安らぎを感じさせてくれます。短い桜物語りも恒久の時代を経て、今あると考えると過去に思いを馳せるのも楽しい限りであります。また、来年もこうして二人で桜を拝めることを祈念して、桂城公園の桜に別れを告げました。