小生が小学生低学年の時分、親戚のお兄ちゃんに連れられて、近くの映画館(銀映)によく行っていましたが、決まって目に飛び込んできたのが、植木等の豪快な笑い顔でした。サラリーマンの出世映画がコメディタッチで演出されており、とにかく面白いという印象でした。時を同じくしてTV(白黒)の普及に伴い、人気番組”シャボン玉ホロディ”にもクレイジーキャッツの一員として出演しており、毎週食い入るように見ていたと記憶しています。特に映画”奇想天外”は生涯忘れることのできない感動作(覚醒)として、小生の心に深く刻み込まれました。”小さい失敗は笑い飛ばし、自由な発想で笑顔で邁進する彼の姿”は子供の目にもスーパーマンであったに違いありません。とにかく、残念な人物をなくしました。安らかなる御冥福をお祈りいたします。植木等よ!!万歳!!そして、さようなら・・・。
先日、フィギアスケート世界選手権(日本開催)で安藤美姫が金、浅田真央が銀メダルを独占した。キム・ヨナは銅であった。ショートプログラムで出遅れた浅田真央ちゃんのフリーでの頑張りと完璧な演技を魅せたミキティーがガッチリ高得点を上げ、我日本に初めて金・銀を輝かしてくれました。ありがとう!!感動ものでした!!今回ちょっと意外に思ったのはロシアや中国勢の選手が目立たなかったことで、ペアーでは中国が金をゲットしたものの、ソロではあまりというか全然良い選手が出ていないようである。とにかく、二人の活躍は素晴らしかったです!!
先日、厚生労働省より10歳代のタミフル使用を原則的に禁止するよう通達があった。これはタミフル服用中の10代患者の飛び降り事故が相次ぎ、この薬剤との関連が疑われ、世論がこの使用に懐疑的になったからである。この選択は一時的には正しいと思うが、患者背景や多剤との併用内容も定かではなく、事故原因をすべてタミフルに求めるのは間違いであろう!?ここはひとまず冷静になって科学的・疫学的にキッチリ検証すべきであろう!!しかしながら、TV報道で明らかになった事例で、日本でのタミフル使用率は全世界シェアの80%に達しているという事実に、小生は愕然としました。つまり、この小国がタミフル乱用国であったとは、われわれ医師サイドにもかなり問題がありそうである。とにかく現在インフルエンザ患者にはそくタミフル処方という構図が形成されており、憂々しきことであると思われる。抗生物質の歴史がそうであったように、薬剤の乱用は必ず薬剤耐性菌を誘導し、結果的にその有効なはずの薬剤が無効となる。タミフルもそうならないよう使用適応をもう一度よく考え、その使用量を半減して、インフルエンザの耐性化を未然に防ぐべきであるのは言うまでもなかろう。
リリ・フィランキー原作のTVドラマ”東京タワー”がいよいよ最終回を迎えた。我が家では初回より家族で見ていたが、何だかオカンが可哀想で本当に苦労した女性であったんだな!?と感じました。それにしても、ボクとオトンは頼りなく見ているほうがイライラする場面が多かったように思います。彼女とのことも九州男児なら「もっとはっきりしろ!!」と言いたかったが・・・・。原作は読んでいないが、これが現代の若者像なのかもと思った!?優柔不断なボクと浮気なオトンとの板ばさみになってオカンは悲劇のヒロインとずっと思っていたが、オカン亡き後、置手紙より、やはり母親としては自慢の息子だったんだなと考え深かった。それにしても、九州の女性は強かな~・・・・。
ホリエモン(堀江貴文)に、東京地裁は証券取引法違反の罪で実刑判決(懲役2年6ヶ月)を言い渡した。これは所謂ライブ・ドア株の売買を巡り、その元社長(ホリエモン)が部下に命じてあるいは事後承諾して会社の業績を不当に吊り上げ(粉飾決算)、多額の利益を上げたかのように操作した(偽計・風説の流布)として、種々状況証拠より有罪としたものである。ホリエモンといえばつい最近まで”時の人”として注目された人物であり、革新的ビシネスマンとして憧れの的であり、多くのファンで支持されていたであろう。彼の著書「僕が伝えたかったこと」にこんな一説があり、「現代のビジネスでもっとも大切なのはスピード」と述べていた。このスピード社会には当然の心地よい響き?があるが、何か忘れさられた大事なものに気ずかずに通り過ぎているのではと感じる!?これに関して天声人語にとても判りやすい解説があり目に止まったので紹介したい。”常に他を出し抜こうとしてひたすら突っ走る。その必要な時間を極力省き、成長の早さや世間や市場に強調しているうちに、スピードが「法定速度」を超えてしまったのだろう”と・・・・・。