現在、薬害C型肝炎問題でようやく福田首相の呼びかけにより、全員救済の議員立法が成立の方向で動き出した。しかし、C型肝炎感染製剤はフィブリノゲンだけでは決してなく、人免疫グロブリン製剤や凝固(因子)製剤,そしていわゆる血液(成分)輸血自体その感染の可能性が十分ある。したがって、国側では給付・保障対象を1000人程度としているが、実際には1~2万人以上になる可能性があり、薬害保障騒動で国家が激震するかも知れない。自論であるが「血液(製剤)は未知なる病原体がまだまだ混在している!」と考えております。医療人としてはその当時の血液製剤の正当性をある程度認めて頂かないと医療がなりたたなくなると危惧しております。その当時少なくても患者さんにとって必要あるいは有効な薬剤であったろうし、その感染の有無を知らなかった訳ですから・・・。ここで医療人の一人として言いたいのは「薬剤には必ず副作用がある!」ということであります。医療とはある面では「毒をもって毒を制す!」ということでもあります。
先日の連休家族で仙台に行ってきました。目的は”光のぺージェント”であります。クリスマス時期になると仙台の冬イベントである光のページェントは多くの見物客で賑わいます。夕方6:30より一斉に点灯しますが、国分町の舗道(定禅寺通り)に整然と立ち並ぶ欅(けやき)の木にデコレイトされたオレンジ色の光の結晶が幻想的で美しかった。道路の中心に遊歩道があり、光のゲートをくぐり抜ける感じがまたいいものであります。この日の仙台はまったく雪がなかったが、やはり寒く50歳を超えた私にとっては骨身にしみました。女性陣(ワイフと娘)は「スゴ~イ」といってデジカメ写真のシャッタ~を切りまくっておりまいた。ところで来年度、その地下を地下鉄が開通するために、数本の欅の木が伐採されることが条例で決まったらしく、来年の光のページェントが少し心配であります。とにかく、みなさんも一度ご覧になっては如何でしょう!感動すること請け合いですよ。もちろんデートには最高でしょう!!
昨日医龍2が最終章を迎えた。肝心同時移植という離れ業を浅田を始めとした”チームドラゴン”のメンバー全員の力で成し遂げた!当初浅田が北洋病院に赴任した時は駄目医局員だらけでまさに医療崩壊状態であったが、それぞれがトラウマから脱却して”真の医師”に目覚めていくこのドラマは、出来すぎくらいにドラマチックで面白かった。最終章では”チームドラゴン”の真骨頂である奇蹟の医療の集大成でもあったのだ。最後に浅田が「このチームの誰が欠けても、患者は助からなかった!このチームは最高のチームだ!」と言った言葉が”ジ~ン”ときたのである。まさに医療は一人の優秀な医師だけでは成り立たず、チーム医療の大切さ・重要性をあらためて痛感した。あとは当然だが「患者さんに手を差し伸べる医療」こそが医師としての基本であり、忘れてはならない重要な理念であろう。それに比べ、野口教授の悪略非道な行動は既に医者ではなく、権力を傘にきた総会屋のドンのようなもので、あってはならない存在であった。神様はこれを見て見ぬ振りは絶対ないと思っていたが、成れの果てがあれだったとは・・・。チームドラゴン!万歳!医龍3に期待します!
皆さん!もうすぐクリスマスですね!今年は思ったより雪が少なく、ホワイト・クリスマスになるか心配であります。心配事と言えばもうひとつありまして、それはクリスマスプレゼントです。家のワイフが子供たちに”夢あるサンタさんの話”を言い聞かせたせいで、また今年もプレゼントが届くと信じています!小生は「今年も不景気なので、サンタ銀行も大変で高価なプレゼントは届けられませんとサンタさんから電話がありました。ですから1万以下のものにしてください!」と子供たちにサンタさんに代わってお願いしたのですが、「そんなの関係ない!」と”アッサリ”断られてしまいました。大学生の長男まで「サンタは信じる!」といってニヤッと笑っております。いつまでサンタさんをやらなければならないのでしょか?「いい加減しろ!」とも言えず、サンタさんをやらなければならないお父さんの皆さん!ご苦労様です(どんだけ~)!
昨日”風林火山”が完結した。軍師山本勘助の壮絶な一生を描いた大河ドラマであるが、小生は大好きで欠かさず毎週観ておりました。幼少期に天然痘を患い、片目失明&片足障害のハンディーを持ちながら、武田の軍師まで登り詰めた勘助は一見”おしん”武士のようにも思えるが、さにあらず、深い人間性・人間愛に満ちた”マザー・テレサ”ならぬ”ファザー・テレサ”のような人物であったと思う。愛する女性を殺された武田を憎みながら、武田の軍師になった勘助は過去の憎しみや苦悩をすべて受けいれて、前を見極め前進できる才能溢れた人間であろうし、深い人間愛をもった人物でもある。さて激戦川中島は武田信玄対上杉謙信(影虎)との因縁の戦いであるが、見方を変えれば、軍神マリシ天(勘助)vs毘沙門天(影虎)と聖戦でもあったと思うのである。結果引き分けに終わったが、戦国時代を駆け抜けた盟友たちの最後の決戦でもあったのだ。その10年後に豊臣秀吉が、そして20年後には徳川家康が全国を平定して戦国時代は終わりを告げことになる。軍師勘助の人間性・人間愛の深さに感動いたしました。勘助!有難う!