乾癬の病因研究の進歩とそれに対する新薬剤の開発により、乾癬治療のパラダイムシフトが起ころうとしている。小生も乾癬に罹患して15年程になるが、従来の治療では改善せず、悩んでいた訳であります。軽症期ではステロイドや活性型ビタミンD3製剤にてやや改善傾向を維持していたが、中等度期ではこれらも無効でPUVE療法など試したが一時的であった。最近では、免疫抑制薬シクロスポリンやレチノイドなども内服してみたが、思ったよりも副作用が強く、継続困難になりつつあった。そこで生物学的製剤であるインフリキシマブ(レミケード)やアダリムマブ(ヒュミラ)に期待することになったのであるが・・・。これらの生物学的製剤は抗ヒトTNFαモノクロナール抗体であるが、内科的には難治性重症RAなどで既に使用されており、その有効性が評価されつつある。乾癬や強直性脊椎炎では今年になり保険収載となったが、専門病院のみでの使用可能の縛りがあり、一般病院や開業医では使用できない状況にある。できれば早急に一般開業医でも使用可能になって貰いたいものである。乾癬では皮膚病変だけでなく、関節症性乾癬の合併もあり、全身の関節痛みと微熱が進行して日常生活(仕事)に支障をきたす症例もあり、かなり苦痛を伴うのである!
現在行なわれている広州アジア陸上にて福島千里選手が100mと200mの2冠を達成した!!100mでは44年ぶりの快挙であり、素晴らしい世界の走りを魅せた!!TVで彼女の走りを見させてもらったが、素晴らしい伸びのある走りでまだまだ記録を伸ばせそうに思えました。また、割れた腹筋は女性とは思えないトレーニングの成果を示していると思いました。今後世界のアスリートとしてさらなる高みを目指して戴きたいと思います!!おめでとう!!
今日〇〇高校の学校保健委員会が行なわれました。私は内科校医として参加しましたが、薬剤師の先生や歯科医の先生の参加もあり、それぞれの立場で生徒さんの健康管理についてコメントがありました。特に肥満傾向が多く、その食事指導について問題提起があり、内科医として食事療法の基本的な考え方をコメントしてきました。また虫歯や歯肉炎も多く、歯科医の先生から十分はブラッシングについてコメントがあり、GUMなどの口腔うがい薬はほとんど無効であるとのショッキングなお話もありました。また子宮頸癌予防ワクチンの効果についてや性同一性障害者の対応について、最後に今季のインフルエンザ流行についてなどなど多くの意見交換がなされ、有意義な委員会であったと思います。みなさん!ご苦労様でした!!
昨日はワイフと二人で弘前マイカルに映画鑑賞に行きました。日曜日でもあり、子供連れの家族で賑わっておりました。新作ハリー・ポッター最終編に集まった人が多かったのではと思います。私たちはSP野望編を鑑賞しましたが、このブースでは客は少なかったです。SP岡田君のアクシォンはいけていたと思いましたが、全体的にストーリーの完結がなく、物足りない感がありました!真木よう子のシリアスな感じが相変わらず、魅力的でした!でも今一の興奮度でした!!
最近風邪症候群の患者さんが増加してきているが、腹痛や悪心、下痢などの腹部症状を訴える症例も多い。一般内科診療では感染性胃腸炎の診断で片ずけられる場合が多いと思いますが、中には重度の急性腹症例が混在している場合があり注意が必要であります。実際、当院ではここ1~2週間に3例の急性腹症症例を経験しております。それぞれは総胆管結石、肝膿瘍、上腸間膜動脈血栓症?でありますが、腹部エコーで確認の上、近郊関連病院に精査入院紹介となりました。これらの症例はいずれも発熱と腹痛を訴えており、感染性胃腸炎との早急な鑑別診断が必要となります!!