ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

認知症とDM関連の勉強会参加!

2011年11月11日 11時25分34秒 | 診療&トピツクス

昨日はDM合併症フォーラムin大館2011が小野薬品の主催で開催されました。

特に特別講師の櫻井孝先生(国立長寿医療研究センター)のDMと認知症リスク

について興味深いお話がありました。それによると2010年度の認知症発生率14

・4%と高く、かなり厚労省の予想(8%)を上まっており、急激に増加している現実

があります。DMの認知症発生リスクは1・6倍であり、血管性だけでなく、アルツハ

イマー型(AD)も増加しているとのこと。特にメタボ症例での持続的高インスリン血

症および高血糖(270~300mg/dl以上)では認知機能障害が出る可能性が高

くなるらしい。したがって、食事・運動の生活習慣に改善はもとより、DM治療では

高インスリン血症を改善する薬剤選択が重要で、現行のSU剤からDPP-Ⅳ阻害薬

への切り替えが有効と考えられる。またインスリン抵抗性改善薬ではBGよりチアゾ

リジン系剤(アクトス)が認知機能改善が期待でき有用としている。私もアクトスを好

んで投与している関係上勇気付けられました。またアディポネクチンの脳神経代謝

に関する効果について質問をしましたが、現在の所、明白な支持するデータはなく、

これからの検討が必要であるとのことでした。

 

コメント (2)
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