昨日で”永遠の0”を完読しました。1週間ほど掛かりました。全575
ページを読みました。まだ、自分中では整理が付いていないのでありま
すが、その(戦争)時代を精いっぱい生き抜いた飛行士と驚異戦闘機の
0戦の素晴らしさを痛感しました。また、戦争とは?友情とは?そして愛
情とは何か?自問自答させられる永遠の命題を再度考える機会を頂い
たような気がします。宮部久蔵少尉を通して、戦争の悲惨さとどうしよう
もない人間の業(さが)を痛切に感じぜずにはいられないのであります。
神聖化した現人神(あらひとのかみ)や軍国主義が個人の自由を奪い、
多数の悲劇を生んだことは間違いない事実であり、素直に反省して多く
の犠牲に対して鎮魂歌(レクイエム)を捧げたいと思います。特攻とテロ
は同一である!?との命題は戦争を知らない世代の人間が安易に語
るべきことではないと思いますが・・・。
でも個人的にはやはり微妙に違うのではと思います。未だにあちこちで
絶えない紛争や戦争を生む人間世界の悲哀を感じるのは私だけでしょうか?