昨夜は®レミケード(インフリキシマブ)の10周年講演会に参加して
きました。TNF-α抗体(生物学的製剤)であるレミケードはRAを始めと
して、現在では各種の免疫関連疾患に適応されている。たとえば乾癬・
潰瘍性大腸炎・クローン病・強直性脊椎炎などである。やはり、RA治療
症例が主体となろうが、今回は北大の渥美教授の「レミケード使用経験
から学んだこと」と題して貴重なお話を聞くことができました。まず、RA
は始めは軽症でも現行薬では完解・悪化を繰り返し、最後は関節破壊
を来して、その多くは自立的に動けなる疾患であることが重要。したがっ
て、骨破壊がない軽症Stageの段階で早期に生物学的製剤を使用すべ
きであるとしている。そうすることで長期完解と治療Freeの実現が期待で
き社会的仕事を継続できる。その副作用については治療経過中のアナ
フィラキシーとTb/非Tb(マイコバクテリウム)の再燃には十分注意が必要
とされる。生物学的製剤ではエンブレルやヒュムラなどもあり、その有効性
が大いに期待される!