ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

レミケード10周年講演会に参加!

2014年02月08日 08時22分25秒 | 診療&トピツクス

 昨夜は®レミケード(インフリキシマブ)の10周年講演会に参加して

きました。TNF-α抗体(生物学的製剤)であるレミケードはRAを始めと

して、現在では各種の免疫関連疾患に適応されている。たとえば乾癬・

潰瘍性大腸炎・クローン病・強直性脊椎炎などである。やはり、RA治療

症例が主体となろうが、今回は北大の渥美教授の「レミケード使用経験

から学んだこと」と題して貴重なお話を聞くことができました。まず、RA

は始めは軽症でも現行薬では完解・悪化を繰り返し、最後は関節破壊

を来して、その多くは自立的に動けなる疾患であることが重要。したがっ

て、骨破壊がない軽症Stageの段階で早期に生物学的製剤を使用すべ

きであるとしている。そうすることで長期完解と治療Freeの実現が期待で

き社会的仕事を継続できる。その副作用については治療経過中のアナ

フィラキシーとTb/非Tb(マイコバクテリウム)の再燃には十分注意が必要

とされる。生物学的製剤ではエンブレルやヒュムラなどもあり、その有効性

が大いに期待される!

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