最近、都会ではDNA分析キットなるものが普及しつつある
らしい。なんでも唾液を採取するだけで、個人の形態や体質
そして病気になりやすい傾向まで判明するらしい。しかし、実際
にこれらの要素は多因子により規定されるのもであり、そう単純
ではない。従って、この検査は亭の良い”うらない”程度の再現性
であり、絶対的なものでは決してない。この結果に一喜一憂する
ことなく、参考程度に止めるべきであります。一方、遺伝性の病気
や癌体質ではより精度の高い・正確なDNA分析が求められ、これ
らのキットとは全く違うものであると理解すべきであります。我々医
療人も深い知識と倫理性を持って、対応しなければならないは当然
でありましょう!