ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

新薬タケキャブへの期待

2015年01月19日 09時40分42秒 | 診療&トピツクス

 近日、新薬のタケキャブ(ポノプラザンフマル塩酸)が新規機序

PPI製剤(P‐CAB)として発売される予定であります。従来のPPI

の欠点である酸分泌抑制効果の遅効や夜間の酸抑制効果の減弱

などを改善して、24時間安定した酸抑制効果を実現してくれそうで

あります。ですから、難治性の消化性潰瘍や治療抵抗性GERDの

患者さんではその臨床的効果が期待されます。またピロリ感染胃炎

の除菌効果についても、最近その除菌率(約70%前後)の低下が

問題になっておりますが、1~2次除菌レジメンのPPIをタケキャブ

に替えることでその除菌率(90%台)の再改善が期待されそうであ

ります。当院でも今後のピロリ除菌にはタケキャブ(20)を是非採用

してみたいと思っております!

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