ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

ミカトリオ配合錠の説明会

2017年03月02日 06時41分53秒 | 趣味
 昨日ミカトリオ配合錠の説明会がありました。本剤はミカルディス(40~
80mg)にアムロジピン(5mg)と利尿薬HCTZ(1.25mg)の初の3剤合剤である。
一見、DM合併の高血圧の治療抵抗症例に最適と思えるが・・・。しかし、
ミカトリオは投与には結構高い障害壁があることが分かったのであります。
それはこの3剤を単味で8週間投与して安定した血圧が得られた場合のみ、変更
が可能であることです。したがって、一時的に3剤を内服するか、またはミカム
ロ配合錠BP+HCTZ(12.5mg)追加およびミコンビ配合錠BP+アムロジピン
(5mg)を選択することになります。結構大変な作業で、忙しい先生方には無理々
かも知れません。臨床内科医としては厳しいものを感じます。実際にはミカムロ
あるいはミコンビ配合錠で不十分な場合はセララ(50mg)を追加した方が実践的と
思います!【追伸】ミカムロ/ミコンビにはAP/BPがあり、それぞれテルミサ
ルタン40mgと80mgに相当します。
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