旧友からのハガキ

2005-12-04 22:17:35 | 日記・エッセイ・コラム
学生時代の友人から喪中ハガキが届いた。
福島の山都町にいる友人。なつかしい時代が一瞬で蘇る。
毎年年賀ハガキだけの交流になってはいるが、元気であるとその文字が伝えてくれた。

彼には学生時代に世話になった。
80年代後半のあの時期を一緒に過ごせたことにとても感謝している。
卒業後に会ったのは二度、いや三度だろうか。
きっと老けただろう(笑)。

私が妻を亡くした(02年11月)年は、その年末に彼から香典が届いた。
真面目でユーモアのセンスがある奴だ。

深い悲しみの中にいる彼のために私ができること。
それは、彼に連絡を取ることくらいだろう。
明日にでも、電話してみようと思う。
彼の話を聞いてみようと思う。

妻を亡くした当時、ほとんどの人が『私を遠巻きに見ているだけ』のような感じを受けた。
正直、寂しかった。誰かに優しく声をかけて欲しかった。
男だからグッとこらえないといけない、そんな雰囲気は会社でもあった。
それって、結構辛いんだよね~。そう、今なら言える。

もし、旧友が当時の私と同じような悲しみを感じているのなら、
「私がして欲しかった事」をしようと思う。
もし必要なければ、「いらないよ」と言うだろう(笑)。