この数日で同じようなことを聞かれた。
N部長:「どうだね、そろそろ再婚でも?」
私:「いやぁ~、相手がいませんよ。アハハハハぁ~」
K先輩:「おい、そろそろ再婚したらどうだ?」
私:「いやぁ~、相手がいませんよ。アハハハハぁ~」
M同僚:「なぁ、再婚どうだ?」
私:「いやぁ~、相手がいないのさ。アハハハハぁ~」
どうも、みなさんは私を再婚させたいらしい。
それにしても何故、今なのだろう???
おそらく、私の雰囲気に変化が表れているのだろう。
確かに今まではフリーズ・ドライだった(笑)。
最近は徐々にではあるが、水分を含みつつある。そう実感できる。
そんな精神状態が外側に出始めているのだろうと思う。
それに、他人にとって「妻の死」は既に過去のこと。
「もうそろそろいいんじゃない?」と思っているから前出の発言になるのだろう。
それはそれで、仕方ないと諦めている(笑)。
だって、彼らには私達の痛みが分からない。
同じような経験をしない人達には、分かってくれと言うのは酷な話なのだよ。
そして再婚の問題点は、『我(々)の心のありよう』なのだ。
今現在、私自身の心の中に『再婚』の文字はない……、と言えば嘘になる。
私だって幸せになりたい。まだ僅かではあるが、希望は捨てていない(つもり)。
でもその先へ一歩、踏み出せない状態だ。
もう暫くはそんな状況が続くのだろう。
どの位先になるのは、想像できない。
なんとなく感じることだが……。
このままずっと独身、そんな気もする(笑)。