石川啄木記念館から500m位の場所に渋民公園があり、啄木の歌碑が立っています。
やはらかに柳あをめる
北上の岸辺目に見ゆ
なけとごとくに
この公園の横を流れる北上川の流れ、この日は、木々の紅葉も相俟って、とても美しいものでした。
また、啄木が育ったこの渋民の地は、両側に岩手山と姫神山が聳え、その間を北上川が流れる素晴らしい場所です。
あいにく、岩手山は霞がかかていましたが、それでも、その存在には圧倒されるものを感じます。
岩手の山を歌ったものも多いようで、石川啄木記念館の企画展のコーナーにも、そうした歌が展示されていました。
神無月
岩手の山の
初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ
岩手山
秋はふもとの三方の
野に満つる虫何と聴くらむ