毛越寺を見学した後、無量光院跡にも立ち寄ってみました。
無量光院は、藤原秀衡が平等院鳳凰堂をモデルにして建てた寺院であるとのことですが、その跡地が、平泉の町の中に、1,000年近くの時を経ても、そのまま、しっかりと残されていることに感心してしまいます。
また、無量光院跡の近くには、柳の御所遺跡もあります。
こちらは、奥州藤原氏の政庁「平泉館」があった場所とのことです。
中尊寺、毛越寺、無量光院、柳之御所などなど、思わず、当時の平泉がどんな様子であったのか、そこで暮らす人々の生活はどのようであったのか・・・、どんどん想いが膨らんでいきます。
何よりも、人のみならず、あらゆる生き物の死を悼み、決して争いのない平和な奥州を目指した平泉文化は、どんな時代であっても普遍のものであると思います。