花巻市石鳥谷の葛丸渓流。
国道4号線を盛岡から花巻に向って南下し、道の駅石鳥谷の手前の信号を右折して、ひたすら真っ直ぐ進む。
1918年に宮沢賢治が、短期間でこの一帯の地質調査を行っている。
その時の体験が「楢ノ木大学士の野宿」という童話に作品化されたとのこと。
私は、まだ、読んだことがない。
葛丸渓流の途中には、「たろし滝」。
冬にできる氷柱の太さで、その年の豊作を占うことで有名。
って、滝は、この対岸のさらに山の中。
冬には、仮設の橋がかけられるが、今は、ここからは行けない。
そして、さらに車を進めると葛丸ダムに出る。
湖畔に、宮沢賢治の記念歌碑。
ほしぞらは
しづにめぐるを
わがこころ
あやしきものにかこまれて立つ。
さらに、湖畔の道を進み、葛丸大橋というちっちゃい橋?まで行って上流を望む。
宮沢賢治は、およそ100年前、このずっとずっと奥まで進み、野宿をしながら調査を行っている。
帰り道、
賢治の農業に対する熱い思い、献身的な行動が、この一帯の開発につながり、今に恩恵を与えているのだと、一人納得・・・。
たろし滝の手前の「一の滝」
そんなことを考えながら、葛丸渓流の流れを見つめると、なおさら水の清さ、ありがたさを強く感じる。
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