Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

ネット上の出会いとコラボレーション

2006-07-28 | Informatics
 この2年ぐらいの間に、 blog mixi その他のWebサイト等を通じて、色々な人との出会いがあった。

 特に、blog は、個人が自分のプロフィールや考え等を表明する「メディア」としては、とても面白いと思う。追加や更新の容易さとともに、コメントとトラックバックのシステムが、blog をそれまでの通常のWebサイトとは異なるメディアに押し上げている。
 また、mixi のような SNS は、「友達の友達は皆友達的なしかけ」と、一種の「ネット上の井戸端会議」的なシステムが融合している。mixi の日記は、人によって使い方が様々である。本当にただの日記を淡々と書いているひともいるし、非常に面白いエッセイのようなものを書いている人もいる。

 どちらも、個人がなにかについて発信し、だれかがそれについてコメント等をするという構図が、メディアとしての最初のインタラクションである。
 私の場合には、自分とは異なる分野の専門家と、自分が相手の分野に興味をもっていたり、何らかのトピックスで共通項や接点があったことがわかって、それをきっかけにして、新しい交流が始まることが多い。

 blog や mixi での書き込みだけでなく、頻繁にメールで連絡をとりあったり、実際にあって食事をしながら生の情報交換をすることもある。
 また、以前から知り合いだった人との間で、それまで知らなかったこと、気質、趣味、バックグラウンド、専門分野に等について、mixi の日記などから、新しい発見をして知人への理解が深まるということもある。
 これらは、情報メディアとして人間関係を補完するだけでなく、一種の「知のプラットホーム」的な機能もはたしているように見える。

 ネットを通じだ出会いや再発見から、論文の原稿いコメントをもらったり、著作の草稿をレビューしたり、NPOでの活動への参加をお願いしたり、というような協力関係も生まれている。
 そのような関係がさらに発展して、ビジネスの協業、共同のプロジェクト、本の共同執筆などの密接なコラボレーションに発展してくる場合もある。

  7/17 の記事 で言及した、共著のプロジェクトは、実際に上述のようにして生まれたものである。


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