Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

講義 プログラミング 2008-1 (後期)

2008-09-14 | Software
 某大学の機械系学科で,非常勤講師を担当している,「プログラミング」の講義が,9月下旬から始まる.この科目は,「コンピュータリテラシー」系の科目の次に位置するものであり,メカトロ,制御系の卒業研究を希望する者には事実上必須の科目である.

 昨年度までは,Linux環境上での「FORTRAN」のプログラミングの入門を中心に講義していたが,本年7月に学科の専任の先生方と協議した結果,今年度から「C言語」を中心に講義を進めることになった.
 「C言語」は,新しい言語ではないが,OS,ネットワークプロトコル,Web技術,データベース,制御系システムなど,様々な分野で用いられており,専攻分野に関わらず,有用なソフトウェア技術の基礎をなすものであり,また,「FORTRAN」よりは実社会での応用範囲も広いといえる.
 シラバスは4月以前に更新したものなので,結果的に「シラバス」とは,一部異なったかたちになってしまっているので,私の講義の受講を予定しているものは,十分に注意されたい.


 この講義では,単に「C言語そのものの入門」だけでなく,「ソフトウェア工学」,「Linux OS」,「プログラミング」等の入門的な内容にも言及しながら,今後のソフトウェアとプログラミングに関連した技術の学習や研究の足がかりとなるものを目指していく.

 私が担当する科目の試験は,「教科書,参考書,自分のノート,持ち込み可」で行う.逆に,教科書,参考書のコピー,人のノートのコピーの持ち込みは不可である.そのため,教科書だけでなく「レポートや試験のために必要」と指示された参考書の購入は必須である.
 また,この「プログラミング」のクラスでは,出席に代えて,レポートやプログラミングの演習課題の提出が必要となる.講義の出席以外に,毎週 2-4時間の自習が必要となろう.

 

 結果的に,今年度の私が担当する「プログラミング」では,教科書を以下のものに変更した.
 

「教科書」
新版 明解C言語 入門編

柴田望洋

ソフトバンククリエイティブ

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 また,参考書としては,現時点で,以下のものを挙げる.

「レポート提出や試験のため必要な参考書」

ソフトウェア入門 (岩波新書)

黒川 利明

岩波書店

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痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)

坂村 健

集英社

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「その他の参考書」
FORTRANの基礎を学ぶための参考書
FORTRAN77とFortran90

竹内 則雄,平野 広和

森北出版

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Linuxについての自習のための参考書
楽しくはじめるLinux

(日経BPパソコンベストムック)

日経BP社

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Linuxで学ぶコンピュータ・リテラシー―KNOPPIXによるPC-UNIX入門

九州工業大学情報科学センター

朝倉書店

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 上記以外にも,講義の中で,適宜参考書を示す.

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