Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

Desktop Audio: エージングとGrammophon の The Best 1000

2010-03-30 | Audio
 前回の2010/3/16付け記事 Desktop Audio: BOSEの底力と小さなスーパーツィーター は、ほんのちょっとした記事にもかかわらず、google.co.jp で、ウェブ全体から、
 Desktop Audio
と検索すると、2番目に表示されるようになった。一番に表示されるのは、http://www.bestgate.net の価格比較サイトのページなので、普通の記事としては、日本からアクセスされるサイトとしては、このキーワードの記事の上位にランクされているということのようだ。


 オーディオファイルの世界では、オーディオ機器のエージング(ならし運転)は、広く一般に知られている。特に、機械的な振動系を持つスピーカーのエージングは、重要である。色々な音楽信号を再生することで、スピーカーの振動系が、スムースに動作するようになって、新品のころに比べると、音も堅さがとれて、細かい音を再生しやすくなる。
 高級な装置だけでなく、私が研究室で使いはじめた、 BOSE Companion 3 II TAKET-BATPURE においても、この2-3週間で、だいぶエージングが進んだ。微小なニュアンスの違いが出るようになってきて、これまで、分解できなかった音が再生されるようになった。やはり、Desktop Audio においても、オーディオの基本的お作法は重要であることを再認識させられた。

 スピーカーのエージングについては、ホワイトノイズやピンクノイズ等を入力信号としてエージングするという方法もあるが、やはり、実際の楽曲の再生による音楽信号をつかってエージングする方が良いと思う。
 筆者は、普段もっぱら、Jazz、Fusion といった音楽を聞いているが、たまには、クラシック音楽も聴く。エージングのための音源という意味でも、自分が音色についてよく知っている楽器、過渡特性が問題になるようなチェンバロのような楽器、再生帯域の広いバイプオルガン、さらに、フルオーケストラの楽曲は、好適である。

 2006年から、UNIVERSAL CLASSICS & JAZZ から発売されている、ドイツ・グラモフォン (Deutsche Grammophon) のクラッシクの名盤のシリーズ、「The Best 1000」は、価格も安くお買い得感がある。録音が古いものが多いので、必ずしも、オーディオ的な意味で「優秀録音」というわけではないが、一流のアーティスト揃いで演奏は良い。中には、隠れた「優秀録音」もある。おすすめできるシリーズである。



筆者が最近買った Deutsche Grammophon The Best 1000:

フルートのソロとオーケストラ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
バレンボイム(ダニエル),パリ管弦楽団合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る



バイオリンソロ、チェンバロ、オルガンとオーケストラ
ヴィヴァルディ:協奏曲「四季」
クレーメル(ギドン)
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る



オルガンとオーケストラ
サン=サーンス:交響曲第3番
バレンボイム(ダニエル)
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る



オルガンと合唱
バッハ:マタイ受難曲 ハイライツ
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 リヒター(カール),ヘフリガー(エルンスト),エンゲン(キート),ファーベルク(アントニー),ゼーフリート(イルムガルト),テッパー(ヘルタ),プレープストル(マックス),ミュンヘン少年合唱団,フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る



オルガン名曲集
バッハ:オルガン名曲集
ヴァルヒャ(ヘルムート)
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする