Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
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モビホ基台 MAV-1W で実験しました

2017-10-14 22:25:10 | アンテナ
前回の続きです。

前回は、同じものだと思っていたモービルホイップが7MHz用と14MHz用だった、、というオチでしたが、無事にもう1本、7MHz用(HR7)を入手しました。
(余っていたホイップアンテナを活用するつもりが、逆にもう1本を購入することになって高いダイポールになってしまった・・・)

最新のHR7はステッカーの色や、コイル保護のヒシチューブの質感等が微妙に違っていましたが、全長や形状はまったく同じで一安心です。

今日は朝から小雨交じりのBFな天候でしたが、負けずに調整を開始しました。
2本とも、「HR7」になっていますよ。



まずは、先端エレメントを一番奥まで入れ、最短長さにしてSWRを測ってみます。



最短状態なのにバンド下限に底があり、7.00MHzでSWR=1.75位です。

ホイップ単体ではもっとバンドの上の方に同調していたので、バランとコネクタをつなぐリード線もアンテナになってしまっているようです。

同調点をもう少し上げたいのですが、ホイップ単体で垂直型として使用することも考えると、安易にエレメントを切断するわけには行きません。

普通は、まあこんなものと納得して、リグ内臓のアンテナチューナーで対応するのかもしれませんが、それでは面白くないので、SWRだけでも下げる方法を考えてみることにしました。

まず、RとXを調べてみます。



Rが90オームほどあり、LCマッチを試してみることにしました。

最初に、給電部にLを入れるLマッチを試してみました。

ワニ口付リード線を適当に丸めて、3種類のコイルを作って給電部に入れてみます。



一番、SWRが下がったのが赤いコイルでした。





SWRは1.0と完璧に下がりましたが、共振周波数が、50kHzも下がってしまいました。
これでは、ますますエレメントを切らなくてはならずBFです。

Lマッチを諦め、次はCマッチを試してみることにしました。

部品箱を探したら150pFのセラコンがあったのでとりあえず入れてみます。



おー、SWR=1.3まで下がりましたよ。共振周波数もほぼ変化なしです。



ここまでやったら、急に雨がひどくなったので、いったん撤収し、部屋でじっくり最適なコンデンサの値を計算することにしました。

エクセルを使って悪戦苦闘した結果、C=225pFが最適という結論になりました。
150pFでは、少し容量が足りなかったようです。



もう一度、部品箱を探してみたら、丁度良い220pFのコンデンサが見つかりました。



雨が止むのを待っていたら、外は真っ暗になってしまいました。
しかし、すぐにSWRを測ってみたくて、暗闇で作業をしました。



おー、SWR=1.05まで下がりましたよ。

7.02まで1.5以下ですので、CWならチューナー無しでも問題ないレベルです。
エレメントを切断しないですみました。

RXはこんな感じです。R=50オーム、X=0オーム、完璧です。



計算通りに事が運ぶと気持ちがいいですね。

さて、明日は久々に移動運用でもしようかな。

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