OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●夜の祇園町が『場末の飲み屋街に?』。

2024年08月05日 | 町歩き

テレビのワイドショウは『四条大橋』『花見小路通』『清水坂』の『3点セット』で『インバウンド客で沸く京都』を演出しています。しかし、これが『えらいこと』になっているのをお気づきでしょうか?。


【写真:平日の21時で、人通りがまばら。もはや場末の様相】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆日本人観光客が『京都を避けている』のが現実味を帯びている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

従兄弟が、祇園町、祇園ホテルの南側で料理店を営んでいます。

 

『もう、どないもならんくらい、不景気や』と。

 

夕方くらいまでは『花見小路通』界隈は、

いわゆる『インバウンドの連中』で込み合っていますが、

20時過ぎあたりになると『あらま!』と思うくらい、

人通りが『まばら』になっています。

 

『かろうじて修学旅行で日本人の京都観光は保てているが』

 

かといって、修学旅行生が『祇園町で食事』というのは、ない。

去年は『コロナ禍明け』で『待ってました需要』が多く、

かつ、インバウンドが『さほど来ていなかったため』、

祇園の料理店も接待とかの需要は多かったといいます。

 

『まぁ、ALL JAPANやないと』

 

メディアが訪日外国人が『わんさか』と押し寄せる映像を、

何度も使いまわしして『全国ネットで見せつけている』と、

あたりまえですが『インバウンドがうるさいし、京都はやめておこう』となる。

日本人の観光客が、コロナ禍前から『京都を避け始めていた』のを気づいていましたか?。

 

先日、八坂神社の石段下で見かけたのはChina系の3~4名グループを2組見ただけ。

 

21時台で『たった2組って・・・?』と仰天しました。

祇園南側の料理屋さんが並ぶ路地も、

提灯は点灯しているものの、お店は『本日は閉店しました』の様子。

1軒だけ、お客の見送りで女将さんと若女将さんが店頭に出ているのを見ただけ。

 

大阪もインバウンドに期待するのを、控えた方がいいと思います。

 

今、京都のビジネスマンは『餃子の王将』あたりで『仕事の話』をしています。

私も、王将は好きですが『そこで仕事の話』なんてしませんわ。

そもそも、餃子の王将での商談で『いい仕事』できますかね?。

 

大阪も他人事ちゃいまっせ。

 

実際、北新地も『ひまです』という声が多いです。

まだ、京橋辺りの庶民的な『まち』の方が、人がいますが、

それでも、スナック・ラウンジ系は『ひまです』の声が多いです。

 

私が住む大東市は『飯盛山の古城が国史指定された』と喜んでいる。

 

しかし、大東市で『観光振興課』とかいう『何をやっているかわからない部署』の人たちは、

実際に『観光業には携わった経験がない』ものですから『呑気』なもの。

今のところは『大河ドラマで三好長慶が扱われれば観光に期待』とかぬかします。

 

ドラマの聖地巡礼に期待しているのでしょうかね。

 

まちづくりとかいうと『にぎわいづくり』とかがクローズアップされますが、

にぎわいづくりって『いったい、どのくらいの規模の人数がいるか?』。

まともに答えられる観光振興課の人はいません。

 

はっきりと言いますが『常時10,000人を誘致してはじめて叶う』です。

 

・企業誘致か

・私大誘致か

 

これくらいやらないと『人の動き』も『にぎわい』も生まれません。

 

京都市立芸術大学が『崇仁地区』に移転して久しいです。

崇仁地区が『にぎわっている』とはまったく感じません。

市立芸大なんて『院まで合わせて、1,000人ちょっと』です。

こんなの、ちょっと昔の中・高校の1校分と同数でしょう。

この規模ですと『文房具屋さん』や『本屋さん』が恩恵にあずかる程度です。

 

京都のことを『他人事』と思ってはいませんか?。

 

京都は超保守的なまちですが、意外と革新的なことも受け入れています。

京都で起きていることが、5年後くらいに『大阪でもより顕著になる』のです。

東京の事情は知りませんが、とにかく関西では『京都から始まる』ことが多いです。

 

今のインバウンド崩壊は、やはり京都から連鎖的に流れていくでしょう。

 

大阪は、まだ人口が多いですし、きちんと産業が残っています。

まちは『住民のためにあるもの』で『一過性の観光客のためのものではない』です。

生活者の生活がきちんと成り立って、その余力で『お・も・て・な・し』ならわかります。。

 

あと、3~5年以内にウクライナも決着がつくでしょう。

 

武器輸出の軍需が止まれば『円安』にしておく理由がありません。

先週の日銀介入で『経済界があれだけ混乱した』のですから、

軍需が止まって、元の円高基調に戻ったら、

インバウンドのプチバブルは『必ず崩壊』します。

 

今のうちに『インバウンド税』を課税すべきだと思います。

 

そもそも、円安で『免税店もいらんやろ?』というくらい、

インバウンドの連中は『Oh!リーズナブル!』とか言っています。

円安に加えて免税店で、さらに安く買う。

 

インバウンド税で、ちょっとくらい回収したら?。

 

どうあれ、京都の祇園町が『場末の料理屋街』に成り下がっています。

そのくせ、地代は高騰していますから、

お店は『固定資産税払うのも、たいがいやで』です。

そんなロケーションですから、うっかり貸店舗にしても、

そこらへんの古民家をカフェにして・・・みたいな客単価では成り立ちません。

 

21時台、22時台の四条通でタクシーがヘタっているのを見て愕然としましたよ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※SNSなどの他サイトへリンクやリツイートはご遠慮ください。
※X(旧Twitter)等、拡散性の高いSNSでのコメント合戦はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2024 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※下記の広告は本記事とは無関係です。

 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●執筆中。 | トップ | ●日本人観光客は、京都を敬遠。 »
最新の画像もっと見る

町歩き」カテゴリの最新記事