山女日記の初めに出てくる山。
何の話かと画面を見る。
ニュースで希少動物のライチョウの存在が危惧されていると。
ライチョウの餌となる草が根っこごと掘り返した後を発見。
無人カメラを設置して解析したところ、普通は雪のない里の近くで生息しているイノシシが
ライチョウのテリトリーを侵していることが判明した。
温暖化によりライチョウ生息域の雪が消えつつあると。
そのため麓で増えたイノシシが餌を求めて雪のない山の頂上付近まで上っているのではと。
その他にも通常この高さまで現れない動物が見つかったと。
ライチョウをどう守るか専門家は頭を痛めているようだ。
別なニュースでは北極海航路が開けると北海道にとって寄港地としてメリットがと。
経済的にはいい様だが、地球温暖化にとって厄介な問題が潜んでいる。
北極海の氷は地球のクーリングシステムとして必要不可欠な存在。
すでに、世界の専門家は北極海の氷の減少に警鐘を鳴らしている。
一度無くなった氷が元に戻るのはまず不可能であると。
この青い星、水の惑星はそこに生きとし生けるものにとってかけがえのない場所。
アフリカのサバンナにも異変が起きつつあると聞く。
人間のつごうだけで他の動植物の環境を破壊し、絶滅に追いやっていいものか。
かつてこの星の王者として君臨した恐竜が絶滅した。
現在、この星で生命を長らえているものもいつか絶滅するかもしれない。
まさに、神のみぞ知るということか。
少なくとも人間の我欲で絶滅させる行為は止めなければ。
と言いながら、灯油で暖をとり、ガソリンを入れた来るまで買い物に出かける。
これほど矛盾した話はない、と、思ってもみたりする。