ちょっと古いが。
１２月２３日、天皇は83歳の誕生日を迎えた。
さすがにこの齢で連日の公務はしんどいだろう。
生前退位の意向を語られてから、誕生日の言葉の端はしに、憲法改正に対する反対の姿勢が込められている。
旧憲法のように天皇を神聖化し、操り人形のような立場にされることに対する怒りが込められていると思われる。
有識者を動員しての会議。
一代限りの措置にするとの意見が多いようだが、次の天皇が同じことを言いだしたらどうするのか。
女系天皇は認めないという識者ばかり。
美智子妃殿下も所謂民間出身だ。
皇太子妃も同様。
女なら民間でいいが男はだめというのでは至って古い考えだと思う。
かつて、女性の天皇が存在した。
明治になり、天皇を頂点とする国家つくりに狂奔してきた。
その結果、天皇は飾り物でしかなくなり為政者にとって都合が悪くなった時だけ天皇の聖断を仰ぐという図式が。
年明けてから、どういう議論になるか一つの見ものである。
年末年始のテレビはつまらない。
放送大学を覗くと高橋先生がイスラム社会について講義。
ノルウエーでイスラム教をめぐる問題があると。
イスラム教徒２世が増えつつあるのとノルウエー人でイスラム教に改宗する若者が増えつつあるとも。
実際にノルウエーでそういうイスラム教徒に質問。
イスラム教に改宗した若い女性。
イスラム教すべてを受け入れるわけではない。たとえば髪の毛を被うことはしないとか。
イスラム２世の男性に質問。
ラマダン月が白夜の時どうしているかと。
ラマダンは太陰暦に寄るので年々太陽暦とずれていく。
日の出から日没まで断食をする教義によると、白夜に当たった月は陽が沈まないので一月間一切の食事ができない。
餓死者が出るかもしれない。
それに対して、私たちはメッカの時間に合わせてラマダンを暮らすと。
それぞれの地域の時間で暮らす人もいるとか。
到底日本人には理解不能と思うが。
日没後、翌日の日の出まで、飲んだり食ったりの騒ぎになるらしい。
だから、イスラム国同士が戦争でドンパチやっていてもラマダンには打ち方止め、となる。
不思議な世界だ。
まあ、日本人が不可思議な人種に思われていることもまた、間違いないところであるが。
つつがなく今年が終わろうとしている。
５月にインフルエンザに罹った。インフルエンザウィルスを死滅させる薬があるから服用５日で回復した。
この時期に？と疑問だったがＤｒ.に言わせれば年中その辺にウィルスはいるということで納得。
一般的な風邪と言われるものはそこがむずかしい、そうだ。
対症療法でいくしかない。熱があれば下げる。咳を鎮めるなど。
毎年、寒い時期はとにかく風邪に注意している。
必ず扁桃腺を腫らして熱が出るから。
一般的なかぜ薬を常備して、寒気を感じたら１あるいは２錠服む。
それでだいたいは治まる。
今年は、何と言っても大谷翔平に尽きるだろう。
リーグ優勝、日本シリーズの立役者。
規定打席・規定投球回数のいずれも達していないのにＭＶＰ。
初めての出来事のようだ。
ＮＨＫ・民放が大谷と栗山監督にスポットを当てた。
１年だけで名将というには無理だが緻密な野球理論は特筆ものだろう。
監督の想いだけで勝てるわけではない。選手がそれに応えなければならない。
当然のことだが。
大逆転での勝利だけにファンとしては堪えられない。
一方、メジャーリーグではイチローが快挙を達成。
史上30人目の3000本安打。
しかも、あのピートローズ、ジータを超える最速年数でだ。
彼に関しては求道者だと思う。
比較するのがいいかわからないが宮本武蔵のような感じかな。
主家を持たずに一生を送った孤高の剣士か。
再放送の好きなＮＨＫが昨日、ＢＳでイチローのメジャー初安打から3000本目まで映像を流していた。
10年連続200安打。イチローしかいない。
今後、出てくるだろうけれどいつのことか。
北海道にとって未曾有の災害に見舞われた。
１週間で３回の台風上陸。
河川が氾濫し農作物に大きな被害をもたらした。
今までも台風は来たが、北海道近くで温帯低気圧になりほとんどこれと言った被害はなかった。
その油断を突くように襲い掛かった。
農地は長年かけて作り上げた土が根こそぎ持って行かれ、残ったのは川原のような石ころ。
早くも、農地用の土が急ピッチで搬入されているが作物ができる土になるまで数年を要する。
ここ数年、冬に台風並みの低気圧が日本海で発生し北海道へやって来る。
今年は当地で史上最速の根雪日となった。
札幌も１２月としては50年ぶりの積雪。
毎年、豪雪となる岩見沢辺りはいまのところ平穏。
年明けにどうなるかだね。
2016年ももうすぐフィナーレ。
