今日、プーチンと安倍が会談すると。マスコミのヒートアップも頂点。
北方領土返還が決まるかのように叫んでいる。
ロシアはウクライナ問題で経済が低迷。
中国も減速している。
あとは北方領土返還の期待を持たせて経済再生を狙っている。
だが、ロシアの主権下で経済協力など結局ロシアに食い逃げされるだけ。
北方領土では2008年中国とウスリー島で決着した。
プーチンはわざと日本語で「引き分け」と、訳の分からんことを言っている。
歯舞色丹・国後・択捉、全千島。全て日本の敗戦が濃厚になったころ占領。
日本は敗戦処理の最中。
国体護持がなされるかどうかが最大の眼目であった。
北方領土、特に千島の最北で守備についていた兵隊は見殺しになった。
国民も自力で内地に帰るしかなかった。
これら諸々の出来事を明らかにして、戦後の返還交渉がなされたか?
否、である。
安倍の頭にあるのは、プーチンも同じ。
しかし、プーチンはあくまでもロシア主導。
安倍は少しでも分け前があればいい。
地方創生もアベノミクスも、もっと言えば六本も放たれた「矢」は的をはるかに外れた。
日本経済を財界のためにとの思いも海外の経済低迷でアウト。
プーチンに騙されるために呼んだも同然。
しかも、地元山口で。
カジノ経済と言われて久しいが、そのカジノを「維新」のために強行。
年金カット法案、先行きが見えないTPP。
挽回しようと聞は急くが思い通りにはいかないジレンマ。
これが今の政権。
早期解散をぶち上げたが勝てる保障もなく風は凪いだ。