ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

凪悪い週末

2016-12-12 | 日記
いや~寒かったですね。
金曜から凪悪いのはわかってましたが、久々に天気予報が当たりました。

土曜の寒さは格別でした。PVCのカッパがゴワつくくらいの寒さでした。
西風も早朝よりキツくて、申し訳ありませんが、ガッツなく9時に帰港しました。

50超えアイネメ3本に、40超えマコ6枚。ま、大きさは普通でした。
がま船競技SPⅡの出番なし。お客様に全部どうぞと。(お客様1枚)

いや、この辺りで西風のことを ナレ と言いますが、これが吹くとダメなんです。
特に冬場のナレ風は帰港するのに一苦労です。三角波に船首を向けての航行は緊張します。
米ケ崎と言う岬を越えると、三角波は船の真横から容赦ありません。
今少しで港だと思って緊張が切れると、ひっくり返りますから港内にくるとすんごくホッとします。

土曜はそんなでしたが、日曜は11時くらいまで粘りました。
デブアイナメ6本に、マコ26枚。
独りでじっくりと、がま船の性能を試しました。

アレグロと違って硬いのはその通りですが、意外と目感度もあるんですな。
カキアゲ機械の2m潮下にアイナメ竿を置き竿にして、潮横でのがま船&ゑびす丸仕掛けを投入。
10回程のきき上げ後に、穂先が揺れる。3度目の揺れでナイスフッキング。

ガンガン潜るマコの強烈なあがきに、SPⅡは胴しなりで対応。
ってもやっぱり若干硬めです。まあ、アレグロと比較してなんですがね。
どっちかっていうと、深場対応性が良くて、掛りには向かないかな~。

竿自重からスティーレと組み合わせたんですが、トリガーシート周りの手持感がバットです。
やっぱシマノのCI4は研究しつくされた持ち手の素直さがあり、しっくり感があります。
SPⅡは穂先や胴は専用竿として極めてるんでしょうけれども、操作性まではコスト掛けてないんでしょう。

天鰈幻や、一爽のシートは改良されてると思いますが、釣行時の大事な点に疲れない、違和感がないってのも
重要なことです。シートを持った時、親指と人差し指の付け根骨にごつごつとリールハンドルが当たるSPⅡは
長時間にはやってらんない的であります。そこに意識がいっちゃうと穂先に集中できないでしょ。
肘当てもただ硬いだけなんで、竿全体に伝わるアタリの振動に不対応です。
ウネリや風がきついときは、目感度じゃなくて持ち手と肘の竿伝動でアタリを見極めますから
シート周りでイラついてると、掛け損ないますね~。

まあ、お高い竿なんで、せいぜい使ってやるけれども、なんか俺的には1,2流かな。
がま船ユーザーには悪いが、期待外れだな。