ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

不届きモノ

2022-02-14 | 日記


大寒を過ぎて迎えた3連休は、女の都合がつかなくて仕方なく海に出た。
ったく、不届きなヤツだ。

大船渡ではクラスターが何件出たんだべ? ってくらいな惨状。
翻って高田は、まあ人いないし、そもそも事業所無いから稼ぐ人は高田以外で働く。
結果、誰も罹らないという、良んだか悪いんだか微妙な立ち位置、、、

この金曜からサトルもカレイ釣りに移行するって連絡あったから、起きて見りゃ雪積もってやがる。
面倒くせえな~~~ 船の雪払うのさ~~~
いちいち海水掛けて、抜けるの待ってさぁ!
マジで面倒くせえ~~~。ヤル気ナッシング、、、



朝一で縋った脇ノ沢がクソで、何の反応もない。
2,3台動いてたらサトルがやってきて、アイナメ1本だってさ。
なんだい!!!
小友もダメか?

30分ウダウダと駄弁ってたら、サトルの親方が轟音を響かせてカキアゲに向かった。
行って見ようかな?
津波で被害出たから遠慮してたんだよ。



相変わらず鬼のように上げてしまったイカダに縋る。
津波の残骸を横に見ながら、20mの深度を小突く。
丹精込めた生産物がヤラれるのは、痛恨の極みだろうな、、、
イカダ造って、種買って、耳釣りして、温湯駆除してさ、、、
なんとも気の毒だ。



そんな生産者の気持ちも知らんで、エサ落ちてやがると寄ってきやるが不届きもの!!!
薄っぺらな魚体に、潮で入ってきたことを物語る腹の白さ!
泣いてる生産者の心情を察しようともしない、腹黒さ野郎!
そんな奴は、このゑびす丸が許さんぞ!
早速、退治してくれよう。
たかだか45の分際で、いい気になりやがって!

上げた2枚をサトルのお客さんに呉れてあげる。
こんな葉っぱを持って帰ったんじゃ笑われるぜ。

開けた土曜日は、ポカポカ陽気の何ぼかの浪気。



天気よすぎて水が綺麗だぜ。
今日も不届きモノを退治する。
天気よすぎて、練炭火鉢に置いてた缶コーヒーが爆発。
も~~~! やんたぐなったな、、、
スーツの背中がコーヒーだらけじゃないか!
女も抱けね~~しよ!



最終日は2軒隣の若いモンを乗せての、悪行成敗。



兼定ならぬ、バイオインパクトが不届きモノを斬る。
オラが遠慮してる最中に、バク付きやがって!
若いモンに持っていかせる。
お前クラスは、これで十分だ。
上下関係わきまえろ!

留めは54のアイナメだ。
これは持って帰ろっと、、、

さて、水深20m強で何とか寄ってきたんだろうかね?
いやいや、これも津波で落ちた牡蠣に群がるアイナメの効果でしょう。
だって、帰り際に縋った脇ノ沢のイカダは全くクソだもん。
なんのアタリもないんだよ!

この時期のマコらしく、魚体はグジュグジュだ。
女房と同じで身の締まりが無い。
若い頃は振り返るくらいだったんだがな~~~

いずれ渚に寄ってくるんだろうけれども、いつのことやら、、、
特にも脇ノ沢はなぁ~~~
光明さえ見当たらない。