ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

やっちまった考察

2016-12-07 | 日記


2016バージョンのアレグロ&スティーレの使い初め

アレグロはまず軽さ感が半端ない。
子供のころ、古くなった繰り出し竿を分解して穂先だけでチカ釣りしたような感覚。
あの空洞感というか、手持ち感の薄さが蘇りました。
自重は全モデルよりも、なんと1g重くなってるのにです。

これはスティーレの軽さが多分に影響しているのでしょう。
スティーレの自重は150g、炎月は210g。
心して握ってないと喰った時に握りそこなってしまいそうです。

スティーレの軽さと手持ちの納まり感はとってもグット。
エキサイティングドラグサウンドシステム(長いな)のドラグキリキリ音もギャラリー受けバツグン。
が、ボディー部位の建付けに若干の、まあガタつきとまでではないが、?はありますな。

総じて、別の意味でやっちまったかな~ま、1回だけの釣行なんですがね。
慣れの問題でもなさそうな、釣り具としての希薄感は拭えない。
やっぱ、ある程度の重量がないと感覚として、これを使ってるぜ!的な満足感がない。

軽いバットでは打球は飛ばないし、軽い球質では本塁打を打たれてしまう。
事の本質は、やっぱ道具ではないんだろうか?



新型アレグロの穂先はシマノテクノロジーの粋であるTAFTECα。
柔いですね。やっぱりカワハギ竿ですなこれでは。
穂先のみでの誘いと集魚は理想的だが、巻き込み中の胴しなりは曲線とは程遠い。
考察するに、レインボー的な曲線しなりで吸収するというより、竿の材質自体そのものでパワーバットしているんでしょう。

見た目がどうも、やっちまっただな。
期待しすぎたな~H170のほうが良かったかもしれないな。旧モデルが良すぎただけにな~



もらいもんですが、がま船カレイ競技SPⅡ。
アレグロと違って、竿自体の強度感や穂先のしなりが全く違います。
アレグロがトキの柔の拳ならば、SPⅡは剛のラオウか!

触っただけですが、これもどうも期待薄な感じが~

どうですかお客さん

2016-12-05 | 日記
と船頭として自画自賛してもいいっすよね!
11月後半はなんやかんやで忙しく、2週間ぶりの船出です。

釣れましたね~40超え炸裂でした。
アイナメのごとく、ガンガンと潜っていきます。
浅場のでマコの特徴そのまんま。
流麗な(?)曲線から、菱形になった広田湾のマコ。
とは言っても、魚辺に葉っぱと書かさる程度の市場評価。



真ん中は48センチ、上下は言うに及ばすです。
アイナメもそうですが、50を超えると体長寸より体高、体幅に嵩が行って長寸は意外と稼げません。
脇ノ沢では過去67センチが上がったことがありますが、おいらは62が最長寸です。
それも夏のホヤ収穫期です。冬のアイナメは産卵を目前にして、とにかくデブになることしか本能がないんでしょう。

マコも同様に、デブくなるためにトランプのダイヤよろしく菱形に変形します。
とにかく、同じ海なのに(志?川)なんでこうも違うんでしょうかね?
ホントに釣れるんですよ、広田湾は。

お客さんは喜び必死で定年を間近に移住さえ考えるくらい。
宝くじ当たったら新造買うから、このヤマハ売りますと言っちゃいました。

それほど得意満面の釣果でした。

師走

2016-12-02 | 日記
借金取りから師匠が走り回る、との12月。
釣りの場合は、釣れる場所探しに船頭が走り回る、と言い換えましょうかね。

走りすぎると、志津川のように好機を逃します。
マズメの時間帯はアイナメです。しかもカキ上げたばかりなら外道も寄ってきます。
その喰い散らかしたのを、周りでカレイは狙っているんです。

釣れないからと動いたんでは、他船に掛かられるし絶好の機会を逃します。
その好機を逃さないのが船頭でしょう。
ったく、釣れない船頭は惨めですな~
そんな船頭にしか当たらない釣り人もまた、惨めです。

ん、船頭批判。そうだよ、批判だよ。
それの何が悪い。言わせないほど釣らせてんのか?
大会だぞ、ったくよ。

と思っても仕方がないから、さて12月。
年末年始など関係なく海に出ましょう。

しかし、この今日の風。なんなら~
浅場じゃうねりっぱなしだべな~

明日、ハモが上がらないことを祈ろう。
若干南はいりそうだな、朝マズメは。