わたしのブログではお馴染み?リコーR10だ。
2008年発売の今年10周年記念のカメラだが、わたしのカメラ
の中ではフィルムカメラを含むと新しいほうだ。
前にスペアがまだ4台もあると言う記事を書いたけれど、死ぬまで
付き合うことが出来るだろうカメラである。
当時駅裏のビックカメラで4万なんぼ出して、エイヤと買った覚え
がある。
まあ今時のカメラから比べたら全然ダメなのだろうけれど、スマホ
よりはいい、スマホのカメラはスマホの中で完結するからいいので
あってスマホから外に出すののではない。
1/2.3型1000万画素CCDは丁度良い絵を吐き出すし、I
SO1600でもうグシャグシャになるけれど、それはそれでいい
のだ。
それが嫌なら別のそれにかなったカメラを使えばいい。
このカメラにはこのカメラの世界があるのである。
それと、長年家族を撮り続けてきたカメラでもあるから、思い出深
さもあるのだ。
わたしは機械に感情移入はしないが「ああこのカメラは女房が買っ
てくれたんだよなぁ」とかそう言うのはある。
だからしてもうこんなにボロボロになっても使っている・・・と言
うか一回も壊れた事もないのだ。
ボロボロだが至って快調、いつでもわたしの要望に答えてくれる。
おんなじレンズのCXシリーズのCX1も貰って、さらにこれもま
あ気に入ってもう一個買ったんだけれど、やはり違う、ほぼ同じな
んだけれど違うのだ。
まあCXシリーズになってからCMOSになったとかそういう事で
なくて、何と言うんだろうか、手にしてもほぼ同じだしインターフ
ェースもほぼ同じなんだが違うのだ。
ただ感傷的なだけならそれ用にニコンクールピクスAブラックがス
タンバイしているし、そうではないのだ。
なぜかこのカメラを手にするとふと、これ一個だけ持ってどこか電
車でいく駅か行ったくらいまで行ってふらりと写真撮って歩きたく
なるのだ。
まあ、構えた写真ではない、いわゆるスナップだが、一時期GRデ
ジタル4を年がら年中腰巾着にしていたが、まああれでもいいけれ
ど、何かよく写り過ぎる。
写り過ぎずよく写ると言うか、やっぱ「これでいいのだ」と言う気
持ちがあるのだろう。
デジタル一眼レフニコンD850や810やなんかの超高性能機も
いいけれど、年がら年中それってのもおかしいと言うか、まあ、お
かしくはないだろうけれど必要ないといったほうが正しいかな。
だから最近は女房とお散歩のときにはAPS-CのフジフイルムX
-Pro2に18mm(28mm相当)を付けたのを提げていくこ
とが多いし、それがX-E2のときもあるしX70のときもある。
気合入れてないちょっとあそこ撮りに行こうとかだとそんなカメラ
しか持って行かない。
高感度や35ミリフィルムの代わりに持っていくとなるとD850
とか持っていくけれど、たいていのまじめな撮影はフィルムカメラ
なので、その中間くらいと言う感じである。
で、さらにその下にこのリコーR10がいるわけなんだけれど、こ
れはこれでまあ「R10写真」とでも名づけようかと言う感じかな。
新しいジャンルを作ってもいいではないか「キャプリオ600万画
素写真」とか600万画素以下の機種でしか撮ってはいけないジャ
ンルとかな。
フィルムカメラだって古いペンタックスのスクリューマウントのタ
クマーがいいとかそういうのがあるんだから、コンデジなんか家電
製品でちょっと古くなると誰も見向きもしなくなるけれど、買った
ときはそれで喜んでたわけで、別に今使っちゃダメと言う決まりも
ないし、そのカメラじゃ絶対撮れない(場合によるが)というもの
も普段そう多くはないだろうし今までそれでどうにかしてきたんだ
から出来るはずだ。
だからわたしはこれだけでと言われても別に問題ない。
これしかないならこれで何とかすることができるからだ。
まあ、小難しい話じゃなくって、このカメラには何か不思議な魅力
があると言うか「これでいい」と言う何かがあるんだよなぁ。
今でもごくたまにR10をまだ使ってる、今のカメラもあるけれど
これは捨てられない、と言う人がいるようだからな、丁度いい、と
いうのはこれっくらいなのかも知れないな。
本日の種:ニコンW100マリン・リコーR10