雨が大量に降れば、トマトは急速に土壌内の水分を吸い上げて、
裂果してしまいます。
日照が足りないと熟度が上がらず、皮だけが固くて旨味が乏しいトマトになります。
どんなトマトでも手間をかけて育ててきたので、出来が悪くても廃棄するのは
勿体ないのです。
そこで出来が悪いトマトは、ケチャップやホールトマトやジュースに仕立てます。
痛んだところを切り取り、皮を剥いて、ミキサーに掛けて、
加工品に仕上げて行きますが、これが結構な手間がかかります。
ケチャップはタマネギやニンニクなどを加えますが、
仕上がりまで2時間は火元を離れられません。
ホールトマトは脱気までの時間がかかりますから、
よほど時間に余裕がないと出来ない作業です。