クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

八島正明さんの黒の世界は、丹念さがにじみ出る世界

2012年04月18日 20時51分22秒 | 美術展
目の前に広がる黒の世界。
八島正明さんの執念の極致の黒の世界。
会場におみえになった八島さんの知り合いの方のお話によると、画面に白を塗りそして黒を塗り、その後、木綿針一本で黒を削り画家の真情を描き留める世界。

影、黒い影。
そして白い影。
画家の生きた証が、画家が目にしたその光景が、黒と白の反転した心のヒエラルヒーな浮遊を、確かにそこには留められています。

(八島正明展は、4月22日まで、名古屋市伏見のギャラリー名芳洞で開催されています)
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浅村理江さん、卯野和宏さん、三輪修さんが創りだす世界は、私を幸せにする

2012年04月18日 20時25分37秒 | 美術展
愛知県美術館ギャラリーで開催された白日会88回展名古屋展を、先週土曜の14日に見てきました。

会場に入ると、どの絵も圧倒的な力強さを持って私に迫ってきます。
画家が自分の信念をもって自分の世界を描きつくした作品群を目の当たりにして、心ゆくまで堪能できる世界に迷い込んだ私。

そんな中でも、素人の私が注目する画家は3人。

まずは、この名古屋展で中日賞を受賞した浅村理江さん。
「金曜日の放課後」と題された彼女の世界。
この絵を、たまたま私の後から見ていた二人の婦人の会話。
『この絵素晴らしいね、よく描かれてるね。』
『面白いね、兎さんと一緒だね。』
『西陽が射しているのかなぁ。』
そうです浅村さんの作品は、妹さんの何気ない姿を表した世界です。
そして、心が落ち着く作品です。
画家の息遣いが聞こえてきて、また見る者に同様の息遣いを呼ぶ不思議な力を持っている品です。
人間の普遍的なテーマである“愛”を描いているからなのでしょうか。

次に、「抜け道」の卯野和宏さん。
超リアリズムというのでしょうか、全体の7割は真っ暗な世界。
そこに浮かぶ1人の女性。
まさに私の目の前に、一人の人間が、一人の女性がクールな表情をしながら、緊迫感をもったその横顔に、今彼女の全身のバネをもってして動き始めようとするその瞬間が描かれています。
彼女の唇の光のグラデュエーションは、その配分比、明度の広がり度とも鮮やかです。
そして、両手の表情には、一筆一筆に画家の端正さが込められています。

最後は、「道」の三輪修さん。
目の前に広がる土で彩られた道。
そこには私の心が没入する寸前の美があります。
おそらく画家の真情も、その光景に心奪われ、奪われた心を取り戻そうとするその振り子の行ったり来たりを、そっとそっと優しく留めたのではないかと。
爽やかな心意気、そう、画家の爽やかな心意気が感じられる世界です。
歩み始めれば、その柔らかな土から生まれ出るいっぱいの妖精たちに囲まれて、極上の幸せな気分が味わえそうです。
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『 Taste of Art 』 を見てきました

2012年04月18日 16時42分02秒 | 美術展
名古屋市北区のGallery G で開催中の 『 Taste of Art 』 を見てきました。

6人の若き画家が、それぞれの思いを作品に描いています。

冨永由理絵さんの 「 再生 」 は、初めて見る彼女の具象画です。
具象画といっても画面に出現する素材は、裸の人間像に、擬宝珠でしょうか葱坊主のような形をした物を中心にして、取り囲むように流線が力強く幾重にも走っています。
ぅぅ~~ん、私には彼女の真情を理解するのが難しい不思議な世界です。

彼女の 「 再生 」 は、自らの再生なのか、それとも昨年の東日本大震災からの再生なのか。
いずれにしても、生きる力、生きようとする力、そういった力を表しているのでしょうね。
どういった気持ちで描いたのか、機会があれば直接彼女に聞いてみたいものです。

恒森将晃さんの 「 Ground Ⅰ 」 は、画面の9割を占める水面に水草の細長い葉が、束になって幾つも幾つも顔を出しています。
画面最上部には白い波が描かれ、静寂な世界にリズム感を漂わせています。
日本画かなと思う程、繊細な筆づかいが素敵な油絵です。

若い人たちの思いのたけを込めた作品を見るのは、楽しいものです。
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ハナミズキ、ドウダンツツジも咲き始めました

2012年04月18日 14時25分39秒 | ○○○の花が咲きました
昨日の我が家では、ハナミズキとドウダンツツジが咲き始めました。
そして今日は、ツツジとチューリップも花を開きます。
いよいよ春本番です。

いろんな色の花々が、空気を明るくしてくれています。






1週間前ほどから咲き始めたギョウリュウも今が満開です。


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今年も、シャガが咲き始めました

2012年04月18日 13時35分55秒 | ○○○の花が咲きました
3日前から、我が家ではシャガが咲き始めました。
剛健な草花ですね。

最近では、山の中腹のお寺さんや神社への昇り路にも、よく見かけます。
手間がかからず増え続け、きれいな花だということが好まれる理由なんでしょうね。

花言葉は、「反抗」「抵抗」「決心」とか。
なかなか勇ましい言葉が並びます。

“11年前に我が家に咲いたシャガです”

さて、他にもタンポポなど野草も咲き始め、いよいよ春爛漫の時期を迎えます。



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