クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

百文銭をつづる藁ひも

2019年09月06日 12時41分20秒 | 旅行
高山市丹生川町に旅した4日前のこと。
目的地に行くには時間が1時間以上も余り、そうかといっても雨も降り出したし、どうやって時間をつぶそうかという時に、タイミングよく左手に見えたのは、『重要文化財荒川家住宅』の看板、それも入館無料ときては、只より好きなものはないという私にぴったり。
すぐに止まれなかったので、行き過ぎてから脇道に入ってUターン。

ずしりと重い両引き戸をゆっくりと開けると、『いらっしゃいませ』と元気のいいご婦人の声が迎えてくれます。
なんでもこの建物は、地元の名士が代々住んできたのを合併前の丹生川村が買い上げて、国指定の重要文化財になったとのこと。
1階と2階には、地域から集められた様々なものが展示され、丹生川村の強い意志で入館料無料として一般公開されています。
案内はお二人で受け持っているとのことですが、ちょうどこの日は私と同い年のご婦人。
随分と気さくな方で、世間話に花が咲きました。

2階には『百文銭をつづる藁ひも』が展示されていて、今日津々。
百文を藁ひもでつなげるってのは、どういう目的なんでしょうかね。
現代の金銭価値でいうと、1両(4,000文)が10万円とすると、100文は2,500円。
ちょっとした外出時に腰にぶら下げる持ち歩き用だったのでしょうか。
コメント
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