Coronavirus Crisis /コロナ禍
5. 高齢者で、基礎疾患があれば、重症化する恐れがある。
⇒ よく『物は考えよう』という。英語(英作)にもよく当てはまる。
少ない語彙で、言いたいことを言うためには、言いたいことを、かみ砕く必要がある。自分の言う言葉を、自分で意識して、本当に自分が言いたいことは何かを考えなくてはならない。
基礎疾患とは何か。
すでに健康上の問題がある、ということなので、
・You have problems with your health.
・You already have some health problems.
基礎疾患があるということは、すでに病院に行ったり、薬を飲んでいるはずである。
・You have a problem and see a doctor .
・You have health problems and take medicine every day.
重症化するとは何か。
sick という語を使うとよい。
基本として、I am sick. 私は病気だ。I got sick. 病気になった、というように使う。これは学校の教科書にもあるだろう。
さて、重症化とは、病気で言うと、すごく病気だということなので、
・I get very sick. となる。
ちなみに、このsick という語だが、ただ単に『病気の』という意味だけでなく、症状が出て『しんどい』という意味で使われる。
例えば、風邪や、インフルにかかったけど、別にしんどくない、という場合に、
・I got a cold but I was not very sick. (風邪ひいたけど、あまりしんどくない)
・I had the flu, but I was not sick (at all). (インフルかかってたけど、(全然)しんどくなかった=無症状)というように使われる。
若者よりも、高齢者の方が重症化する、といった場合(今の現状は、変異種の出現等で、どの年齢であれ重症化する可能性があるが)
・Elderly people get sicker than young people. というふうに、sick という形容詞を比較級にすればよい。
sick なんて誰でも知っている単語だろうが、使い方となると、意外と難しいものである。このご紹介したsick の用例は、covid の文脈でも、非常に頻繁に使われている。アメリカ等のラジオ、テレビ、ニュース等でよく言われているものである。ぜひ覚えて頂きたい。
他に、重症化に関して、医学用語として、severe symptoms という。
・You may have mild, moderate or severe symptoms. (軽症、中等症、重症になる可能性がある)のように使う。
(上記sick の色々な使い方、症状等に関して、教室の生徒の皆さんには、各種、暗唱文(速習)で覚えて頂いている通りです。)
『高齢者で、基礎疾患があれば、重症化する恐れがある。』まとめると、
・You may get very sick, if you are an elderly person with some health problems.
・If you are an elderly person and if you already have some health problems, you may have serious problems.
高齢者という所を、具体的に言ってみて
・If you are older than 60 or 70 (years old), and if you often see a doctor for some problems, then you may have sever symptoms (if you get covid).
英作するにあたっては、言いたいこと(日本語)を、そのまま言おうとするのではなくて、必ず自分で考えて、かみ砕いてしまうのが、英語にするコツである。自分の言える範囲で良いのである。have や problem だけでも十分だ。
・If you are old and if you already have problems with your health, you will have more problems when you have covid.
※基礎疾患に関して。正式な言い方は、医学用語で underlying medical conditions という。
・Elderly people with underlying medical conditions may have severe symptoms (if they get covid-19). などと使う。
簡単な英語でも、その重要性を認識して、徹底的に使いこなせば、基本単語が自分の手足のように働いてくれるようになる。すべては練習である。
あとは、冒頭に言ったように、物は考えようである。考え方の柔軟性が大事である。
言えない、という状態をゲームだと思って、楽しんで考えて頂きたい。
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