東日本大震災から１週間

3月11日(金)に発生した東日本大震災から、もう１週間が経とうとしています。当初ははっきりしなかった犠牲者や被害の状況が続々と明らかになるにつれ、日に日に巨大地震の大きさを思い知らされます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
福島原発が爆発するなど東北地方の人々の不安や恐怖は想像を超えているものと察します。被災された地域の皆様と同じ日本に暮らす私たちとして、いつ同じような巨大地震が襲い掛かってくるかはわかりません。今は東北の人々と同じ気持ちで助け合って生きたい、ただそれだけを考えております。
それにしても、海外からも東北の人々を絶賛する呼びかけが多く起きているらしいですが、東北の人々はなんてタフで人情の厚い人たちなんでしょう。これほどの混乱に意気消沈せず、どこまでも自ら生きる道をみんなで助け合って可能性を絶やさない工夫をしている。どんなに社会が進歩しても人と人とのつながりだけは忘れない東北の人々の愛情と根性の深さにはただただ驚くとともに、熱い涙がこみ上げるばかりです。そんな東北であっても自然災害の脅威からは逃れることができないむなしい人間社会です。力の弱い人間なんですから人間らしく心を支えあって暮らしを再建していきましょう。心を支えあえば何事かを達成することができます。その何事は自然災害の発生と同じく計り知れないものであり、自然災害を乗り越える力だと信じます。