今日は大晦日。今年ももう終わりですね。
みなさんにはどのような年でしたか。思い返すと、色々なことがあったでしょう。
楽しいことも、苦しいことも、明るいことも、暗いことも。
人生での経験は、それぞれが珠玉のようなものです。甘い玉も、苦い玉も、噛んでよく味わっていくと、感情の深いところが、暖かくなってくる。
この一年で経験したことは、あなたをどう変えていったのでしょうか。
わたしたちは、もういなくなったかのじょへの思いを、強くしました。もう二度とは帰らないあの女性が、どんなにかわいらしかったか、わたしたちも、いなくなってから深く心に入ったのです。
今も、さみしさが水のように胸をふさいでいる。そして愛がひとりあるきをするように、わたしは言葉をかきたてられる。
愛していると言わずにいられない。もう一度戻ってきてくれなどと、言えるはずもないのに、そんな言葉がわたしの中で、閉じ込められた小さな蝶のように暴れるのです。
会えるものなら、もう一度会いたい。でもそれが、決して叶わぬことだということは、わかっているのです。すべては、わたしたちが、みんなで決めたことだからです。
明日から、新しい年が始まります。きっとまた、流れていく時の神が、下さる新しい珠玉を、心に味わいながら、生きていくのでしょう。
来年もまた、おもしろい年でありますように。