Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

おカウント「アン・ドゥ・トロワ」

2013-02-19 11:59:52 | 体験記(ワークショップ,レッスン他)
先日のグループレッスンはスタートギリギリに滑り込んだのだが、なんだかいつもと雰囲気が違っていた。講師のシランがヘブライ語ではなくフランス語で喋っているのだ。

見るといつものメンツに混じって見慣れない男性がいる。
どうやらその男性に合わせてフランス語でガイドをしているらしい。

例えば、どこか旅先の外国で参加したヨガクラスにたまたま日本語が話せる講師がいて、自分のためにクラスのガイドを終始日本語でしてくれるようなものだと考えると、これは大したサービス精神だ。

ここイスラエルではバイリンガルやトリリンガルが珍しくないとは言え、クラスの皆が平然としているのもずいぶん粋なもんだと感心した。ちなみにシランはヘブライ語も英語もフランス語も流暢で、一体どれが母国語なのかわからないほどだ。おまけにアラビア語も操れるというまったく羨ましいスキルの持ち主である。

私はというと、フランス語はまるで喋れないがその響きはとても好きなので、「こりゃ、いいねぇ」と心の中でヘラヘラと喜んだ。それもこれもアーサナの順序が決まっているアシュタンガヨガだからこそ持てる余裕である。

案の定、フランス語のガイドには期待通りの気品と柔らかさがあった。
ただでさえナレーターのような深く落ち着いた声を持っているシランである。その彼がフランス語を話すと、少しのくすぐったさを交えたなんとも言えない心地良さがスタジオ全体に広がる。
「un... deux... trois... quatre... cinq... 」フランス映画かぶれにはちょいとたまらないカウントである。

足はしっかりマットに付けているのだがどこかふわりと宙に浮いているようであったり、普段は力を抜ききれないところで抜けていたり、あるいはちょっとした力みが際立ってみえたり・・・。いつもと同じ動きをしているからこそ、言語が持つ個性の違いを如実に味わえるなかなか面白い体験だった。



もしかすると、イタリア語だと「ウーノ!ドゥーエ!トレ!」と元気なカウントでご機嫌になってしまうんじゃないかな。
と、今日もまたくだらないことを考えている。



ナマステ&シャローム
Nozomi





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2 コメント

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Unknown (G)
2013-02-21 23:08:54
フランス語を勉強して2年ちょっとの私。

こんど、耳元で囁こうか。ジュテイムってね(笑。
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☆ Gさん ☆ (Nozomi)
2013-02-22 04:15:40
「モワオスィ」って返せばいいのかな(笑)
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