俺はシステムエンジニアである。
なかなか、理不尽な要求を、顧客やプロパーから受ける事が多い仕事と言えるだろう。そんな俺が、下記のような記事(ツイッターのまとめ)を引用してみよう。
【棘】顧客「仕様変更の要望を絶対に今日やれ!」理不尽な要求を絶対飲まないための断り方が超カッコいい
https://togetter.com/li/1243545
まず、顧客がどんな要求をしているかと言うと。
・特定の開発者の交代を要求している
・何度無理と言っても本日中の対応を要求する
・休日に担当者の携帯に10回以上の連絡を入れてくる
こんな感じである。で、この人はどんな断り方をしたのか。
・開発体制は自社が決める事で、イチ担当者であるあなたが介在はできない
・直接個人の携帯に営業時間外に何度も連絡を入れるのは迷惑
・労務管理上無理のある要求をされているが明らかな違法行為である。
こんな感じで断っているのだ。まあ、格好いいよね確かに。
で。どうなったか。
ご覧の通りである。格好いい事を言おうと思った時は、その顧客を失う覚悟が必要なのである。実は俺も経験がある。自身がプロジェクトリーダーをやっているプロジェクトにおいて、自社の社員の人権を守る為に1次納品を区切りに撤退を選択した事がある。
もちろん、社長や営業なんかを、業務で生命が脅かされるレベルの忙しさの中説得を行って、自社内できちんと合意形成をした上でである。
会社人として言わせてもらうと、俺の選択は間違っていた「かもしれない」。
ただ、俺は今も昔も、自社:顧客を天秤に乗せた時、重視の度合いを51:49ぐらいのバランスで考えようと。最後の1%、どうしても譲れない部分では、自社社員の保護を優先しようというスタンスで仕事をしている。
あの時のプロジェクトは、顧客の70ぐらいの要求が常態化していて、何人かのウチの社員はマジで潰れる心配があったので決断したのである。
ちなみに、その決断後、ウチの営業本部長に呼び出しを貰って(あの仕事をとってきたのは営業本部長)、社長の眼の前でウチが抜けた後のあのプロジェクトの成功報告をされたりしたのだが。
ちなみに。4000万ぐらいでとってきたその仕事。完遂するには1億ぐらい必要だった。
俺は営業本部長に、「あの時、予算4000万ぐらいだって言ってましたが、残り6000万どうやって工面したんですか、あのプロジェクト」ってその場で聞いたら、なんと残り8000万ぐらいかかったらしく、別の会社の営業さんが、ちゃんと事情を説明して、顧客が予算を立ててくれたんだってさ。
はっはっは。自分の見積能力の無さと俺の見立ての正しさと、残り6000万をとってこれなかった無能が、社長の眼の前で暴露される形になって、営業本部長、押し黙っちゃったんだけどさ。
お陰様で俺は、長い間その営業本部長とは確執を抱えていた。
要するに、正しい決断をしたとしてもだ。失うものってのは多々ある事を覚悟すべきだと思うわけである。
よって、冒頭で紹介した棘の米村歩氏の話は、改めて自分の経験と考えが正しかった事の裏付けがとれた感じがして、「やっぱりなあ」とか思ったのであった。
それで、この記事だよ。
【ゴゴ通信】ワールドカップの公式スポンサーであるアディダスの広報動画に旭日旗 韓国が抗議し動画削除に追い込む
http://gogotsu.com/archives/41254
失う覚悟がないくせに、関係を失いかねない事をする奴の事を人は「馬鹿(考えなし)」と呼び。
失うことを恐れて、身内に限界以上の我慢を強いる奴の事も、人は「馬鹿(意気地なし)」と呼ぶ。
はっきり言ってやろう。俺はどっちも大嫌いだ。
韓国の旭日旗に対するあり方は考えなしであろう。いい加減、日本はこの事について韓国に抗議をしてもいいのではないか。
日本が、なぜ動かないのかは、俺もわかっている。ITの仕事における、顧客のわがままと一緒で、韓国との関係が完全に断ち切られる事を恐れているのである。
しかし、リスクのない決断なんてものは、決断でもなんでもないのだ。
失う覚悟がなければ、考えなしな鉄砲玉には成功体験を与え、舐められ続けるだけだ。
ウィンストン・チャーチルの言葉は重い。
日本人には声を大にして言いたい。
我慢しすぎるのはお前たちの悪いクセだと。
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人生を逆転する名言集
なかなか、理不尽な要求を、顧客やプロパーから受ける事が多い仕事と言えるだろう。そんな俺が、下記のような記事(ツイッターのまとめ)を引用してみよう。
【棘】顧客「仕様変更の要望を絶対に今日やれ!」理不尽な要求を絶対飲まないための断り方が超カッコいい
https://togetter.com/li/1243545
まず、顧客がどんな要求をしているかと言うと。
・特定の開発者の交代を要求している
・何度無理と言っても本日中の対応を要求する
・休日に担当者の携帯に10回以上の連絡を入れてくる
こんな感じである。で、この人はどんな断り方をしたのか。
・開発体制は自社が決める事で、イチ担当者であるあなたが介在はできない
・直接個人の携帯に営業時間外に何度も連絡を入れるのは迷惑
・労務管理上無理のある要求をされているが明らかな違法行為である。
こんな感じで断っているのだ。まあ、格好いいよね確かに。
で。どうなったか。
ご期待通りの結末かわかりませんが、翌日責任者の方が謝罪にこられました。でも1ヶ月後くらいに保守解約となりました。でもその覚悟であのメールは送ったので仕方ないです。
ご覧の通りである。格好いい事を言おうと思った時は、その顧客を失う覚悟が必要なのである。実は俺も経験がある。自身がプロジェクトリーダーをやっているプロジェクトにおいて、自社の社員の人権を守る為に1次納品を区切りに撤退を選択した事がある。
もちろん、社長や営業なんかを、業務で生命が脅かされるレベルの忙しさの中説得を行って、自社内できちんと合意形成をした上でである。
会社人として言わせてもらうと、俺の選択は間違っていた「かもしれない」。
ただ、俺は今も昔も、自社:顧客を天秤に乗せた時、重視の度合いを51:49ぐらいのバランスで考えようと。最後の1%、どうしても譲れない部分では、自社社員の保護を優先しようというスタンスで仕事をしている。
あの時のプロジェクトは、顧客の70ぐらいの要求が常態化していて、何人かのウチの社員はマジで潰れる心配があったので決断したのである。
ちなみに、その決断後、ウチの営業本部長に呼び出しを貰って(あの仕事をとってきたのは営業本部長)、社長の眼の前でウチが抜けた後のあのプロジェクトの成功報告をされたりしたのだが。
ちなみに。4000万ぐらいでとってきたその仕事。完遂するには1億ぐらい必要だった。
俺は営業本部長に、「あの時、予算4000万ぐらいだって言ってましたが、残り6000万どうやって工面したんですか、あのプロジェクト」ってその場で聞いたら、なんと残り8000万ぐらいかかったらしく、別の会社の営業さんが、ちゃんと事情を説明して、顧客が予算を立ててくれたんだってさ。
はっはっは。自分の見積能力の無さと俺の見立ての正しさと、残り6000万をとってこれなかった無能が、社長の眼の前で暴露される形になって、営業本部長、押し黙っちゃったんだけどさ。
お陰様で俺は、長い間その営業本部長とは確執を抱えていた。
要するに、正しい決断をしたとしてもだ。失うものってのは多々ある事を覚悟すべきだと思うわけである。
よって、冒頭で紹介した棘の米村歩氏の話は、改めて自分の経験と考えが正しかった事の裏付けがとれた感じがして、「やっぱりなあ」とか思ったのであった。
それで、この記事だよ。
【ゴゴ通信】ワールドカップの公式スポンサーであるアディダスの広報動画に旭日旗 韓国が抗議し動画削除に追い込む
http://gogotsu.com/archives/41254
失う覚悟がないくせに、関係を失いかねない事をする奴の事を人は「馬鹿(考えなし)」と呼び。
失うことを恐れて、身内に限界以上の我慢を強いる奴の事も、人は「馬鹿(意気地なし)」と呼ぶ。
はっきり言ってやろう。俺はどっちも大嫌いだ。
韓国の旭日旗に対するあり方は考えなしであろう。いい加減、日本はこの事について韓国に抗議をしてもいいのではないか。
日本が、なぜ動かないのかは、俺もわかっている。ITの仕事における、顧客のわがままと一緒で、韓国との関係が完全に断ち切られる事を恐れているのである。
しかし、リスクのない決断なんてものは、決断でもなんでもないのだ。
失う覚悟がなければ、考えなしな鉄砲玉には成功体験を与え、舐められ続けるだけだ。
ウィンストン・チャーチルの言葉は重い。
日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。
笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。
反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数が上がるのに、それができない。
それでもう一度、無理難題を要求すると、これも呑んでくれる。
すると議会は、いままで以上の要求をしろという。
無理を承知で要求してみると、今後は笑みを浮かべていた日本人がまったく別人の顔になって、
「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては刺し違えるしかない」
と言って突っかかってくる。
英国はマレー半島沖合いで戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈されシンガポールを失った。日本にこれ程の力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。
笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。
反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数が上がるのに、それができない。
それでもう一度、無理難題を要求すると、これも呑んでくれる。
すると議会は、いままで以上の要求をしろという。
無理を承知で要求してみると、今後は笑みを浮かべていた日本人がまったく別人の顔になって、
「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては刺し違えるしかない」
と言って突っかかってくる。
英国はマレー半島沖合いで戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈されシンガポールを失った。日本にこれ程の力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。
日本人には声を大にして言いたい。
我慢しすぎるのはお前たちの悪いクセだと。
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人生を逆転する名言集
チャーチルは日本人をよく観察してますよね。
日本は世界のどこよりも軍事力を持つべきだと思います。そうであれば相手も理不尽な要求もできないでしょうし、笑顔で外交できるでしょう。(な~んて夢ですか 笑)