あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

どこの国でも緊縮財政政策

2015年06月24日 00時07分42秒 | 政治(安倍政権)
 先日の廣宮孝信氏のサイトが実に興味深かった。

 ロンドンで、反緊縮の大規模デモが発生しているのに、日本のメディアはどこもまったく報じていないとの事。これがまず1点。
 もう1点が、緊縮財政が現在のソリューションとしてまったくマッチしていない事についての例えとして、鳥取城の兵糧攻めの喩え話をしていた事だ。

【廣宮孝信】659:【拡散希望】「大規模反緊縮デモ in ロンドン」:主催団体の経済的主張が非常に興味深い――日本のメディアが一切報じないのはなぜ??
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/page-1.html

 まずは、鳥取城の話からしていこうか。

 まあ「戦国鍋TV」好きの「兵衛'z」ファンであり、昨年の「軍師官兵衛」を欠かさず全話視聴し、同時期にやってた「歴史秘話ヒストリア」も全部視聴してた俺の中では、鳥取城の兵糧攻めは常識である。

【戦国鍋TV】ミュージックトゥナイト「兵衛'z」


 が、廣宮のような、こーゆー観点は一切なかった。斬新な解釈と言えるのではなかろうか。引用してみよう。

羽柴秀吉率いる軍勢に取り囲まれた鳥取城を思えば分かりやすい話です。
当時の鳥取城は、事前に秀吉の命を受けた配下らが商人に扮して相場の倍以上の高値で兵糧を買いあさったため、城中の兵糧がすっかり売り払われ、食い物がなく、小判だけが積み上がった状態でした。カネだけあってモノがない、という状態です。
それで、鳥取城はあっけなく落城という顛末です。

 いやまあすごくわかりやすい例えだとは思うんだけど…。

 実際には、米は単に買い占められ、若狭へと運びだされたのと、周辺の村落を焼き払い、大量の村民が城内へ逃げ込むように誘導し、籠城を短期間で終わらせるように黒田官兵衛が仕向けたといわれている話だよね…?
 確かに、「籠城の準備の為に」兵糧を高値で売り払って、その儲けを籠城の準備にまわそうとしたら間に合わなかったという話もあるけれども。

 鳥取城の飢え(かつえ)殺しは、鳥取城のマスコットキャラである「カツ江さん」の悪趣味極まるネタもあって、廣宮氏の例えのような考えをした事がなかった。


▲これが「かつえさん」なんという悪趣味な

 でも、まあ確かに、廣宮氏の言うような説もあるし。

「カネばかりあってもモノがなければどうしようもない」ってのの解説なら、鳥取城の逸話はうってつけだろう。
 今の安倍政権を筆頭とする、世界の西側諸国の緊縮財政策が如何に愚かかを説明するにはとてもわかりやすい例だったので、今後利用させてもらおうと思う。

 で。次がロンドンのデモ。
 なんと、デモ参加者の人数は、主催者発表で25万人。実数は測定不能だったそうだ。超絶大規模デモである。中国のこの間の反日デモでも1万人に届いていない。
 この規模のデモは、民主党野田政権の時にあった反原発デモぐらいである。ほとんど世界最大級のデモ。

 これが、なぜ日本ではまるで報道されていないのだろう?ありえないだろ。
 ちなみに、主張はこんな感じ。

1.将来技術、継続的生産の為、国が長期投資を行え
2.TPPのような、民間が自社の利益の為に規制解放を強いる欧米との協定を拒否
3.タックスヘイブンの閉鎖
4.担税力の高い金持ちをターゲットに税金を徴収せよ


 俺が「これは」と思った主張だけ抜き出したものだが。いやー素晴らしい!この内容で大規模デモが発生させれる事が本当に羨ましく感じる。ことこの件についてのみだが、英国紳士は流石に民度が高いなと思う。
 このデモの主催者の団体の名前が、直訳で「人民会議」ってのが、まあご愛嬌なんだけどな。中華人民共和国…(ぼそっと)

 わかるような気がするんだよな。報道されない理由。こんなの、全国紙のどっかだけが抜け駆けして記事にすれば、財務省はまちがいなくそいつらをターゲットロックオンである。
 君子危うきに近寄らずって言うじゃない。はっはっは。「ジャーナリスト」が鼻で笑うな。君子危うきに近寄らずだってよ。

 でもな。世界では、今の政府の政策おかしいと、どこの国でも緊縮財政に向かおうとしているわけだけど、それが間違ってるって、恐ろしい人数声をあげている状況を誰もなんで報道しようとしないの?これも立派な政府批判行為じゃない。特に朝日とか毎日とか、大好きでしょう?なんで?意味わからんのだけど。

 ニュース性がない?ものすごいニュース性だと思うのだけど。アレにニュース性がないとか抜かすジャーナリストは、ジャーナリストじゃねぇよ。

 あ。ごめん。俺の中でジャーナリストって「胡散臭い連中」だったわ。
 まさに「日本のジャーナリスト」の面目躍如ってやつだね。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ ※ランキング回復中です!!応援ありがとう!!

算数教育と世界歴史言語学―小学校算数教育・福岡県の奇跡とヨーロッパ人の2000年間にわたる認知vs言語の脳内抗争史



コメントを投稿