あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

繰り返すSNSの歴史

2013年08月22日 22時25分58秒 | その他
 「LINEは何故流行っているのか」と「MIXIは何故衰退したのか」は、俺は恐らく共通する事象が原因ではないかと思っている。

 つまり、「穴倉的空間の必要性」である。

 ネットが今ほど普及していなかった頃から、パソコン通信の中毒性は指摘されていた。当時のパソコン通信のヘビーユーザーは、ヘビーユーザー化した時点で、一般人が来ないところへと書き込みの場所を移していった。
 俺はニフティ出身で、そこしか知らないので例えはニフティなんだが。そんな連中はPATIO(パティオ)に入会していった。完全な紹介制で、会員限定の交換日記状態であった。

 パソコン通信が衰退し、インターネットに舞台が移った時、パソコン通信が衰退してしまった為、一時期この「穴倉的空間」が消失する。
 この時流行していたのがICQやCHOCOAなどの簡易チャットとか。
 接続人数がごくごく親しい人だけの極小の空間。パソコン通信のような穴倉的空間が望まれていたのだ。

 そのニーズを汲み取って、爆発的に普及したのがMIXIなんだな。初期のMIXIは、まさに「穴倉的空間」だった。
 しかし、MIXIは海外参入のSNSに徐々にシェアを食われ…焦って致命的な間違いを犯してしまう。紹介制をやめ、年齢制限を解除したのだ。自らの優位性を完全に捨て去ったと言っていい。衰退は必然だった。

 で、そのMIXIが衰退し、代わりに普及してきたのが、ツイッターやフェイスブックなんだが…。これらは「穴倉的空間」ではない。
 人は「穴倉」を求めたのだ。で、当然ながら、ICQやCHOCOAのようなレガシーソフトへ回帰するわけもなく…また、穴倉的空間を代替する極小の空間を求めたんだ。

 それが、LINEであろう。今のところ、完全に歴史は繰り返している。
 つまりね。MIXIの衰退と間違いにより、穴倉的空間の喪失があって、その供給がたたれたところに、LINEがうまく乗っかったのである。
 だから、冒頭で述べた通り、MIXIサゲと、LINEアゲはセットなのだ。

 現在、紹介制ベースの良質な社交場に対する供給が絶たれている。
 今後、何かの切っ掛けで俺はその手のモノがまた現れると思っているのだけど…。どうだろねぇ。人は、穴倉的空間を望んでいると思うのだけど。SNSが乱立しすぎてるし。

【ネット】「LINE疲れ」に陥る学生たち 「返信は義務」80% 既読機能が苦痛に [13/08/21]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1377103000/-100

 なんかいろいろ繰り返してる感があるんだけどな。こういう記事を見るとさ。
 パソ通の燃え尽き現象から、MIXI・ブログ疲れ、ツイッター・フェイスブック疲れ、そしてLINE疲れだよ。

 この手のサービスって、生き残っていくの難しいなぁ。ライフサイクルが短すぎる。
 ユーザー数が極大化すると、穴倉の維持ができないからなんだろうけどさ。多分、ある程度までに至ってしまったら、必要なんだと思うよ。人数制限とか、SNS内隔離空間が。

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