朱と群青

日々の思いを、時々趣味の絵をアップしながら書き綴っています。

鉄路の絵、私の世界

2021年11月19日 | 日本画

 

「鉄路」 S-40 和紙に岩絵の具

2年程前に描いた日本画ですが、今日まで日の目を見ていない作品です。

 日本画のある著名な先生の寸評でいい感触を得ましたが、結果残念ながら結果選外で、その展示会にも出さず倉庫に眠っていました。

 この絵は、熊本地震でまだ全線復旧していない南阿蘇鉄道のある駅構内を描いたものです

 私にとって、展示するために描いた絵は、多くの人に見て頂く事で完結するのではないかと思っています。私が、美術展の会場で受付当番をしたとき、私の絵の前で熱心に絵を見ている人がいると、本当に嬉しいものです。多くの時間をかけて描いた努力が報いられたと思う一瞬です。

 この絵は倉庫で埃をかぶったままだと忍びないので、所属している美術展に来年展示しようと思っています。

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久々にランチ

 先日、久々に熊本城近くのレストラン「城見櫓」に家族でランチに行きました。どの席からも熊本城が見渡され、私たち奮発して個室の4000円✙のコースを頂きました。

 会話もはずみ、おいしい料理と共に解放感も味わえました。

 食事席からは、修復が完成した天守閣が正面に見え、その他、広い城内の櫓や城壁の工事の模様も見ることが出来ます。

 熊本地震で壊れた櫓の石垣も一部まだそのままでした。全ての修理が終わるのは20年後と言われています。

 

チワワのくるみは元気です!

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退職後に始めた趣味の今、

2020年02月13日 | 日本画

 退職後から日本画を始めています。

 それまでは、会社の仕事のみに専念し絵の趣味は無かったのですが、退職を機に何か継続した趣味をと思い立ち、絵を習う事にしました。

 先ず水彩画を習い始めて、並行してデッサン教室にも通い、その後水墨画、植物画、更に水彩画と1~2年程で転々としましたが、退職後から一貫して日本画教室に通い続けました。

 2年目から成果があり、ローカルの公募展で初入選をすると、立て続けに熊本県知事賞、日本画部門一位賞を2回頂き会友に。その後続けて会友賞を2回頂いた後念願の会員になりました。思いのほか早く会員になりましたが、それでも思い立ってから8年の年月が流れています。

 しかし、全国区の公募展の壁は高く、そう易々とは叶いません。何度かのトライをしては選外の連続ですが、性懲りもなく応募しています。

 

  私のブログは一般アクセスは少ないのですが、それでも知人、友人、OBなどが時折見ているとか、よく聞きます。(安否の確認?)

 過去の出来事ですが、遅ればせながら報告致します。

入選した春の院展作品です。

題名「鉄路」 日本画 (150X75cm) 和紙に岩絵の具

 熊本地震で被害を受けて、今も尚半分の区間が不通となっている南阿蘇鉄道の線路を描きました。立野と中松駅の区間はいまだに復旧の見通しは立っておらず、住民の皆さんの生活にも大きな影響があり、また観光も大打撃で早期の復旧が望まれます。南阿蘇は大自然に恵まれ、この路線には温泉も多数あり、白川水源ほか湧水地が数多く、春には「一心行の大桜」が有名です。

 

 

 

 

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日本画講評会

2020年01月23日 | 日本画

今日は日本画の「絵の講評会」でした。
 東京から、中央画壇の日本画家が見えて、希望者の絵を講評して頂くという催しで、私を含めおよそ30人ほどが絵を持ち寄りました。聴講者も多く入り、さほど広くない会場は満席でした。他の人の絵の講評を聞くというのも大変勉強になりました。

 私の絵は昨年と同じテーマで、幾つかの指摘とお褒めの言葉を頂きましたがリップサービスもあったかと。(誉めることが描く上での一番のエネルギーになりますから)
  私は、よく他の教室で絵の先生から「器用ですね」と言われることがあります。それは、決して誉め言葉では無いことは理解しています。
「写真のような絵ですね」もしかりです。
 
 個性が無いというか、若しくは、個性が無いという「個性」
 絵は、無心に楽しんで描いているに越したことは無いと思います。

 次の絵は、何となく描いた鉛筆画と水彩画、「中世ヨーロッパのプリンセス」。
 (表題の日本画講評の作品ではありませんし、新作でもありませんので悪しからず。)
 
 アイデアはダビンチの「美しき姫君」から頂き、現代風に脚色しました。
 髪飾りなどの装飾品が描いてみたかったのです。

 

ダビンチの「美しき姫君」

 

鉛筆画

 

水干絵具による絵

 

 

 

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穏やかな冬の日差しを求めて

2020年01月03日 | 日本画

今日も穏やかでいい天気です。

先祖のお墓参りの後、くるみを連れて車で近場のあちらこちらを回り、温かい日差しと新鮮な空気を頂きました。

アクアドーム熊本で

 

 

 

復旧工事の熊本城の遠景

 

もうすぐ、天守閣のみは復旧が完了するそうです。

石垣や、櫓、長塀等々全てが元どうりになるには、あと20年かかるということです。

 

 

熊本城 ライブ画像から、夜明けの熊本城

 

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初詣はくるみと一緒に

2020年01月02日 | 日本画

年、正月の二日は初詣に行くことにしています。今年は家内とチワワのくるみも一緒に連れて行きました。

本当は熊本城内にある「加藤神社」に行きたかったのですが、大変な混雑が予想されたので、近場の「粟嶋神社」に行きました。

 

日本一小さいミニ鳥居で有名なのが熊本県の宇土市にある粟嶋神社。このミニ鳥居をくぐるとさまざまなご利益があると言われ、パワースポットとしても人気の場所です。



家内共々、そしてくるみも、おおぬさ(大麻)と鈴でお祓いをしていただきました。


 

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明けましておめでとうございます。

2020年01月01日 | 日本画

今年の年賀状は、描いた日本画の組み合わせで作成しました。

 

今年も家族が集まって、お屠蘇とささやかな正月の料理を頂きました。

残何ながら、長男の孫たちはそれぞれの予定行事もあり、帰郷できませんでした。

一昨年は家内が入院中の正月で、その前は私がヘルニア手術での入院中で、平穏な正月は久しぶりのような気がします。

 

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情熱が失せる前に

2019年11月30日 | 日本画

2年ほど前家内が脳梗塞で倒れて以来、私は日々「主夫」に専念しています。

私が未だ現役時代に、単身赴任が永かった(15年)ので自炊も慣れていて、そのため三度の食事の準備にも特に苦も感じていません。料理のカロリー計算も、食品交換表の実践も大丈夫です。家内はおいしいと言って毎回喜んで食べてくれています。

その他、洗濯、掃除、ゴミ出し、食材の買い出し等々、主婦(主夫)の仕事はやってもやってもきりがありません。

そのなかで、日本画を描くという目標がついて回ります。

未熟な技量に加え、まだ十分には達成できていない目標が頭にこびりついています。もう私も後期高齢者に突入し、その情熱が薄れてきつつあります。また体力も日々低下していることを実感する毎日です。

しかし来年また、中央の公募展に作品を応募することを決めました。

今回それとは別に、数年前の作品に手を加え、「もうこの絵は表には出ないのに」と思いつつも加筆しました。情熱が失せる前にやっておくことが沢山あります。

スペインの「トレドの眺望」です。

日本画(F-100号)紙本 岩絵具

 

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天草崎津教会の絵

2019年11月28日 | 日本画

熊本市内から天草の崎津教会(世界遺産の一部)まで、車で二時間半ほどかかります。

日本画のモチーフを探すため、早朝といっても未だ未明の3時に出かけました。

崎津漁港についてのは5時過ぎ。入り江なので波の音もなく静まり返っていました。

本当はこの時期見えるという「けあらし」が見たかったのですが、そんなに都合よく出会えませんでした。

暗闇なので写真を撮って、帰ってから水彩画を描きました。(2年ほど前の事です)

それを基に後日、日本画を描きました。

 

「教会の見える漁港」 日本画 M50号(紙本、岩絵の具)

 

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1年10ヶ月ぶりの投稿です

2019年10月17日 | 日本画

1年10か月ぶりにブログを更新しています。

この間、私的にかなり厳しいことが起こったりして、生活していく事で精いっぱいで余裕の無い日常を送っていました。

久しぶりに、日本画小品を2点描きました。

 

 

 

 

11月に、素晴らしい会場を貸していただきこの作品を展示しました。

 

 

 

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