今年の初めから通っていた植物画教室を(予定通り)今月限りで辞めました。
習い事としては1年の期間では短いのですが、花を描くことの少なかった自分としては
違ったジャンルの絵の技術も有意義かとも思え、また、往々にしてそういう場所から頂く
エネルギーといったものもあり、当初から1年程と期間を定めて通っていました。
残念だったのは、今年発足したその植物画教室の生徒数が、開講当初は20数人だったのが
私が辞める時には5~6人に減ってしまっていた事で、私の場合予定していた事とは云え
講師に迷惑をかけてしまいました。
下の絵は教室最後の絵で、その日のテーマは「バラを描く」だったのですが、途中”美術史”とか
絵の技法の歴史とかの講師の講義が入り、実際に描く時間は1時間も無かったようです。
(その辺に、この講座の生徒が減る原因がありそうです)
後日、鉛筆デッサンに色を入れました。(F‐6号 水彩画)
私と絵の関りについて、10年の足あと。
退職後、趣味として絵を描き始めました。
公民館講座の水彩画教室に通い始めたのが初めてで、次第に絵に興味を持ち始めました。
現役で仕事をしている時は絵は全く描いた事が無かったので、美術館で公募展の絵を見た時は、ただ
感心するばかりで、「どうしたらこんな絵が描けるのか、自分にも努力すれば可能なのだろうか」と
思ったりしたものでした。
その時の会場受付にいた婦人に、教室の事などを尋ねたのがきっかけでした。
「一度教室に見学に来たら」という話になって、後日見学に行きました。
日本画の教室でしたが、先生は院展の院友という方で、生徒の中には、ちょうどその年の県美展の
日本画部門1席の賞を貰われた方もおられて、環境としては十分と思いその場で入会を申し込みました。
教室で絵を描き始めて半年経った頃、いきなり大作を描いてみないかという話が先生からあり、辞退も
出来ずに承諾してしまいました。
その時、背伸びをして描いた作品が初入選となり、現在に至るまでの10年間の絵の道の第一歩となりました。
絵は、「自分の絵を描くことが楽しめて、描く仲間との交流の場があれば十分」だとは思いつつも、
先生から最高峰の公募展への出展へのトライを叱咤激励されると、この年齢になれば辛い状況もある昨今です。
人間何事も目標を失うといけませんので、難関とは承知しつつ私の最後の頭上の目標として気持を維持して、
絵に精進していこうと思っています。
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