SNOW WIND BLOG 2

もうすぐ還暦。若くないなと感じる今日この頃の想いをブログにして、札幌の地からお届けします。

新幹線延伸について

2017-10-21 22:04:01 | 鉄道
北海道新幹線の札幌駅ホームの設置で、いろいろもめているようです。原案の地上駅プランは在来線本数確保が難しいとか、東駅案は乗換えが大変とか。で地下案が最近は有力のようですね。

地下案は、東北新幹線の上野駅がありますので、それほど難しくはないのだろうと思いますが、費用は莫大になりそうですね。

個人的に思うのですが、札幌の都市計画そのものとのリンクは、どうなっているのかと思います。例えば、JR案の東側設置というのは、創成地区への人の流れを作るには良い案なのかもしれません。創成川よりも東側に地下道などを含めたインフラ整備を併せて行なえば、街として発展していく可能性は十分にあります。

また、市電を南1条から創成川の辺りまで伸ばし、北上して今の駅の東側に市電の駅を造
れば市電の活性化にも繋がりますし、バスターミナルとの連携の道も開けてきます。これは、札幌市の交通インフラの再構築にもつながるのではないでしょうか?

地下鉄との連携はどうでしょうか?東西線を新さっぽろからJR乗入れに変えて、札幌駅を通る列車の本数を減らすという考え方はいかがでしょう?これならば、原案も可能になるのではないかと思います。レール構造の特殊性ゆえに、他の大都市と違って一切乗り入れが出来ない地下鉄を乗入れ出来る形にすれば、新千歳方面から大通直通の列車を走らせることが可能です。また、東西線と繋がる東豊線も同様に変えることで、新千歳から丘珠空港への直通という空港間連絡にも発展が可能な形となります。これは札幌市にとっても道にとっても、丘珠空港活性化の大きなチャンスではないでしょうか?

東豊線でいえば、福住から清田や大曲を通って北広島まで延伸して乗り入れ可能にするのも一考です。ファイターズ球場が北広島になっても、この線ならば交通手段として十分ですし、先ほど述べた空港間連絡としての利用も可能です。

夢物語かもしれませんが、新幹線の札幌延伸を単なる札幌駅だけの問題とはせずに、札幌市や北海道全体の交通インフラの整備と捉えれば、もう少し違った解決方法や発展が見込めるのではないかと思います。そこまでの広い視野を持って、道や市とJRは話し合いは出来ていないでしょうね。北海道の未来を全く考えていない役人もいかがなものかと思ってしまいます。
コメント
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