第19信〜第24信 . . . 本文を読む
去る9月25日(日)午後2時、ロームシアター京都(旧「京都会館」)にて、京都エコーの「まるごとちはら」の演奏会が開催された。私たち夫婦は前日から京都のホテルに泊まり、出かけました。私たちは京都に住んでいた頃から、京都エコーの演奏会には出来るだけ出かけてきました。まぁ、一口で言うと京都エコーの大ファンと言うところでしょうか。
先ず、今回の演奏会について第1印象としては、会場の違いということもあるでしょうが、今までとはかなり雰囲気が違うということでした。何が違うのかよくわかりませんが、何か凄くお上品になって浅井さんのダイナミックさが抑えられているという感じでしょうか。 . . . 本文を読む
C.S.ルイスの『悪魔の手紙』を読み、これの背後にミルトンの『失楽園』があると感じる。それで、『失楽園』を読もうとしたが、これはそう簡単なことではないことに気づく。岩波文庫版で上下合わせて、訳注も入れると850頁を超えている。正直なところ、読もう読もうと思いながら、なかなか読み始める勇気は出て来ませんでした。何しろ「詩文」ですから、読むのが大変です。
という訳で、長い間書棚に放置されていたのを取り出して見ました。何と幸いなことに、全部で12巻ある全巻の「梗概」がそれぞれの巻の最初の1頁分の長さで収められているじゃないですか。ところが、これがまた小さなポイントで目がちらついて読めません。最後の手段として、「梗概」だけを、スキャンして「拡大」すると何とか読めますが、それではと言うことで、これをテキストに変換しました。アンチョコであるが、これを注意深く読み、『失楽園』を読んだことにする。 . . . 本文を読む
「教会は、たしかに平和を宣べ伝えることができますし、また、宣ベ伝えなけれぱなりません。しかし、教会は、いつも新しい状況の中で、その都度、神の言葉から、いま平和ということで何が理解されるベきかということを、聞きとりうるように心を開いていなければなりません」(バルト)。 . . . 本文を読む
今日の満州国(221~224頁)
世界は満州国を国家として承認することを拒否しても、それが強い生命力をもったひとつの現実であることを無視できない。ジュネーブの承認なしに生まれ、アメリカが正式に非認の態度をとっている満州国は、外交上からいえばだれも知らない国家である。だが実際面からいえば、この日本の「私生児」はどの外交官も無視できないという大ヘん困った存在である。 . . . 本文を読む
わたしが満州から上海州帰って間もない1932年1月はじめに、日本人は1年間のはげしい軍事行動の収支計算を合計しはじめていた。帳薄の黒字欄には本庄と多門による征服、中国政府の威信を粉砕したこと、日本軍が帝国(註:日本本土)のほぼ2倍の面績を占領したこと、日本軍部独裁下に新しい傀儡政権が発足したことが記入された。赤字欄には長城の南の中国人の反感が増大したこと、日本の誠実さに対する世界の信頼が失われたこと、国際連盟を実際上無視したこと、ある種の平和機構を反古にしたこと、中国との経済関係が断絶したことがしぶしぶ記入された。陸軍参謀本部もわたしの知り合った民間人の大部分も最後の一事項をのぞいては、1931年の決算で大いに満足すべき利益をあげたと思っていた。 . . . 本文を読む
「三民主義」を掲げて中国の統一という理想を掲げて立ち上がった、孫逸仙はその理想の実現を見ないままで、1925年に死んだ。死後は英雄となり、一種の神として崇められた。彼の理想を受け継ぎ、1926年、中国統一を果たしたのが、蒋介石率いる国民政府であった。 . . . 本文を読む
奉天占領(1931.9.19)に成功した日本軍は、その勢いで北満州にも手を伸ばし、11月19日、ハルビンの先チチハルを占領した。ここでは、スノー氏は状況視察という形の文章でレポートを書いている。(87〜94頁) . . . 本文を読む
日本軍による「南京占領」と「その大虐殺」のことについては、多く論じられるが、ほとんどの人は「奉天占領」のことについては知らされていない。実は、満州国成立のカギを握るのが「柳条湖事件」に端を発する「奉天占領」で、実質的にはこれが「満州事変」の始まりとされる。エドガー・スノーは『極東戦線』では、「奉天占領」の実体を詳細に描かれている(51~55頁)。 . . . 本文を読む
ここで、著者は「近代化から始めて満州進出にいたる日本の歴史」を国際的な視点(特にアメリカのジャーナリストとしての視点から、詳論する。全体は、以下の4章に分けて論じられている。
第1章 日本の近代化
第2章 明治政府の成立
第3章 日本帝国の海外進出
第4章 朝鮮併合から満州への進出
非常に重要な部分なので、全文を2回に分けてブログに投稿する。 なお、これらのサブタイトルは分野によって付加された。 . . . 本文を読む
ここで、著者は「近代化から始めて満州進出にいたる日本の歴史」を国際的な視点(特にアメリカのジャーナリストとしての視点)から、詳論する。全体は、以下の4章に分けて論じられている。
第1章 日本の近代化
第2章 明治政府の成立
第3章 日本帝国の海外進出
第4章 朝鮮併合から満州への進出 . . . 本文を読む