ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

<パン屑> ルカ17:6

2008-09-08 16:32:28 | バン屑
もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。 ルカ17:6

今日、聖書を読んでいたら、こんな言葉にぶち当たった。今までにも何回も読んでいる筈であるが、今まで気が付かなかった。「からし種一粒ほどの信仰」とくれば、「この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる」と下の句が続くほど、この言葉は耳慣れている。それはマタイによる福音書の17:20の言葉である。どちらにせよ、信仰というものは、不可能を可能にするということを意味しているのだろうけれども、マタイの方が、あまりにも有名で、上の句と下の句とが完全に一体化している。しかも、内容的にも信仰のダイナミックスさが表現されていて、ピンと来る。それに比べると、ルカの方の言葉は、何か「ミミッチイ」感じがする。どうせ、不可能のことを表現するならば、「山をも動かす信仰」の方が絵になる。今、目の前にある「桑の木に向かって、「ここから抜け出して、海に根を下ろせ」と言ったとして、それが何だというのだろうか。もし、この「桑の木」が敵を意味するならば、「わたしの目の前から根こそぎ抜けて、遠い海にでも移ってしまえ」という意味なのだろうか。それにしては「「海に根を下ろせ」というような言葉は、違和感がある。ちょっと、よく理解できない言葉である。

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