ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

後期高齢者医療制度 その6

2008-06-10 21:25:21 | ときのまにまに
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である」(マタイ9:12)。この言葉はイエスの有名な言葉である。わたしは、今この言葉が「健康保険を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である」というように聞こえる。厚労省や自民党の議員の説明を聞いていると、健康保険制度から病人を排除しようとしているように聞こえる。 . . . 本文を読む

竹内整一著「『おのずから』と『みずから』──日本思想の基層──」(春秋社)

2008-06-09 17:43:59 | ときのまにまに
竹内整一さんの「『おのずから』と『みずから』──日本思想の基層──」(春秋社)を読んでいたら、次のような文章に出会った。この本について一言だけ説明をしておくと、日本人の思想や文化の基層に、「自然」に対する、「おのずから」という局面と「みずから」という二つの局面があり、これを解明することによって、日本人の死生観を明らかにする研究である。内容は豊かで興味深い。この中で、高山樗牛のことについて触れているところがあったので、メモっておく。 . . . 本文を読む

高塔山のあじさいと洞海湾の若松港

2008-06-08 20:32:38 | ときのまにまに
今日は八幡聖オーガスチン教会での礼拝を終えて、信徒の方々と一緒に、「若松あじさい祭り」に出かけました。お祭りに協賛ということで、八幡東のスペースワールド横から、対岸の若松区まで無料のチャーター船が今日と次の日曜日だけ運行されるということで、それを利用させていただきました。 . . . 本文を読む

親爺のこと(12) 人生無常観

2008-06-07 16:48:15 | ぶんやんち
瀧口入道は横笛の墓の前で、涙を流しながら、次のように語る。ここに樗牛の人生観についての一つの(中間)総括があるように思われる。 「この世にいた頃は、あでやかな花のような乙女も、いったん無情の嵐に誘われて、最期は誰にも知られない古墳の一墓の主。はじめの頃は、哀れに思って花を供えてくれる人もいるだろうが、やがて年月が流れれば、人の心は冷えていき、もはや誰も覚えてくれる人はいない。思い返すと、それがわたしたち人間の運命か。都大路でいかに栄えていようとも、貧しい卑賤の家で、落ち穂を拾うような生活をした人も、暮らすのは同じ五十年の夢の朝夕」。 . . . 本文を読む

佐野眞一著「甘粕正彦 乱心の曠野」(新潮社)

2008-06-06 19:21:49 | ときのまにまに
今日は、朝から佐野眞一著「甘粕正彦 乱心の曠野」(新潮社)を読んで、一日を過ごしました。現在ちょうど半分ぐらいのところを読んでいます。従って、まだ「読後感想」は書けませんが、非常に迫力があります。以前に同じ著者の「阿片王 満州の夜と霧」(新潮社)を読みましたが、その記憶があるので、この本を取り寄せて読み始めました。 . . . 本文を読む

親爺のこと(11) マタイ型キリスト者

2008-06-03 07:24:15 | ぶんやんち
キリスト者の入信の仕方によって二種類の型がある。いや、もっとあるかも知れないが、ここでは一応二つのタイプだけを取り上げる。一つは、劇的回心という経験を経てキリスト者になった人たち。その典型がパウロである。それに対して、キリスト教の教え、あるいはイエスの教えや生き方に共観して入信した人たち。彼らには「劇的回心」というような人の目をひくような経験はない。このタイプのキリスト者たちを一応マタイ型としておこう。 . . . 本文を読む

ハッピー マイ バースデイ

2008-06-02 13:27:07 | ときのまにまに
今日はわたしの満72歳になる誕生日。だからといって、どうっていうことはない。何時もと同じように、平々凡々と、本を読んだり、説教のことを考えたり、パソコンゲームをしたり、テレビを見たりして過ごすだけである。特別な約束もなければ、予定もない。気が向けば、パンを焼いたり、ジャムを作ったりで、過ごす。 . . . 本文を読む