５年間の「帰れない」宣言の根拠 その３

　昨日、飯坂温泉で開かれたボランティア団体の親睦会へ参加しました。１９名の方が各避難先から集合。

町や議会の現況報告の機会をもらいましたので、５年間の「帰れない」宣言について、私なりの考えを申し上げました。すると、Wさんの奥さんから、「私は一日でも早く帰りたい」という切実な意見をいただきました。「早く帰りたい」気持ちは重々分かりますが、「なぜ、帰れないのか」を丁寧に説明をしました。たぶん、ある程度は理解してもらえたと思います。（今後は説明責任が求められますね）

会の代表のYさんから、約２７００人が避難し役場機能もある二本松市で、お世話になっている恩返しとして、会員でゴミ拾いなどを実施することも提案され、全員異議なしで行うことを決定。


　若干、年齢層の高い会合（参加者の皆さんごめんなさい）だったので、午後１１時ごろ就寝し朝６時には風呂へ。７時朝食、その後、忘年会での再会を約束し解散しました。



　５年間の「帰れない」宣言についての根拠の３つ目は、

上下水道や道路などにはかなりの被害があり、ライフラインやインフラの復旧には郡内１の面積ですので、それ相当の期間がかかると思います。また、関連して復旧・復興促進のため、あるいは避難道の確保の面で言えば、常磐道の早期開通が必要不可欠な事で、ようやくモデル除染が終了し、今後本格除染が始まり整備開通は早くとも２７年度内（２８年３月３１日まで）を目指すとは言うものの、それ相当な期間がかかるのは現実です。その他の主要道路も同様です。