博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

公益一時立ち入り

2012-09-23 22:37:01 | 日記
 今日は公益一時立ち入りのため浪江へ。私にとって3月以来、半年ぶりの帰町でした。目的は出席簿など子供たちの情報に関する資料(教育産業に携わっていました)を持ち出すためで、被災後、全く片づけをしてない仕事場(時計が止まっているように感じました)で探すのに一苦労しました。


 その後、自宅に保管していた過去の資料の持ち出しへ向かいました。私の背丈ほどに育った草が道路をふさぎ通行の妨げに。今後、区域の見直し受け入れで居住制限・避難指示解除準備両区域が行き来自由になる頃は、この草は枯れ草になる。引火でもしたら大火事になりかねない。再編前に草刈り作業の必要性を感じました。


 *今回は、ペーパーで残っていた名前のみの名簿等の持ち出しであって、パソコンで詳細なデータ管理していたものは、すでに持ち出していました。なお、対応が遅すぎたのは反省していますが、不審者の形跡はありませんでしたので保護者など関係者の皆さん、ぜひ理解頂きたいと思います。



<23日付新聞掲載記事より>

・第1原発3号機の燃料プールに鉄骨落下  冷却システム影響なし

 東電は22日、第1原発3号機の原子炉屋上部のがれき撤去作業中、長さ約7メートル、重さ約470キログラムの鉄骨が使用済み燃料プール内に落下したと発表した。プールの冷却システムに異常はないという。
 3号機プールには燃料集合体が566体保管されているが、東電は燃料に異常がないか調べる。


・いわきなど5市「仮の町」受け入れへ 避難4町と個別協議

 原発事故による避難市町村の町外コミュニティー(仮の町)構想について検討する国と県、関係市町村の初協議会は22日、郡山で開かれた。いわき、福島、会津若松、郡山、二本松の5市が個別に事務担当者会議を設け、準備を進める。早ければ年内にも避難住民が居住する災害公営住宅整備に着手する。
 避難区域が設定された12市町村うち、浪江・富岡・大熊・双葉の4町が仮の町構想を打ち出している。協議会では平野復興大臣と佐藤知事、4町を含む避難12市町村側がいわき、福島、会津若松、郡山、二本松の5市側に仮の町構想への協力を求め、5市とも受け入れ方針を示している。
 仮の町構想を掲げる双葉町が集中型を希望する一方、浪江町など3町は「分散型やむなし」の意見もあり、事務担当者会議での調整が難航する可能性もある。
 協議がようやくスタートしたが、国や県に対し馬場町長は「高齢者に配慮した住宅の建設、医療・福祉の充実を要望した。避難先の医療機関が混雑し、地元住民とあつれきが生じることが不安。仮の町整備に先行して医療機関を設け、国の責任で医師や看護師を確保すべき」と訴えた。