博文(ひろぶみ)通信

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23年度一般会計歳入

2012-09-24 19:18:57 | 日記
 今日は、23年度の浪江町一般会計の歳入について説明します。(端数はすべて処理してますので合計は合いません)

 先日も説明しましたが、歳入総額は約125億円でした。22年度(H22.4.1~H23.3.31)は約95億円ですので、約30億円が増えています。「おっとすごい額だな」と思われるかもしれませんが、当然東日本大震災の影響によります。


 内訳の主なものを見ますと、

地方交付税(国から交付され、地方の裁量で自由に利用することができる財源)  約64億円

国庫支出金(特定の目的のために国が地方に補助するもので、決められた目的以外に利用することが出来ません)  約10億円

県支出金(県が自らの施策として単独で町に補助したり、国庫支出金を経費の全部又は一部として町に補助するもの)  約29億円

などで国県依存財源が約110億円です。

また、

町税(町民税が約3.3億円、軽自動車税が約0.3億円など)  約4億円

その他繰越金などで自主財源が約14億円です。


23年度は大震災の影響により、地方交付税が約37億円、県支出金が約23億円それぞれ前年度と比較すると増収となりました。他方、町税が減免や課税免除の措置をとったため前年度と比較すると約15億円が減収となりました。被災前もそうでしたが、自主財源を増やす施策が求められますが、情けないことに妙案が浮かびません。ましてやこのような全町避難状態では・・・・



これら歳入状況を、1年間の収入が600万円のAさん宅にたとえますと、

Aさんの1年間の給料や去年から繰り越したお金など合計が66万円で、足りない分の534万円は親などからの仕送りで何とか生活している状態です。


ハァー疲れました。今日はここまで。