昨日の続きです。
〇次に、賠償支援の取り組みについて、ご報告いたします。
町では、高齢者の賠償支援の取り組みとして、586件の75歳以上の単身等世帯の賠償請求支援事業を進めております。9月には支援についての意向調査を行い、現在までに約69%の町民からご返送をいただき、その内252件で支援を希望するとの回答をいただいたところであります。
今後は、訪問による支援を進めていき、未返送者の方へは電話等により改めて意向把握に努めてまいります。
また、浪江町ADR集団申立てについて、でございますが、これまでの取り組み経過などを改めて町民の皆さまにご説明するための説明会を、県内5ヶ所、県外2ヶ所で開催を予定しております。
町といたしましては、東京電力やADRセンターの対応を注視し、その動きを見極めつつ、説明会での町民の方々からのご意見を基に今後の行動について検討してまいります。
○次に、浪江町内の除染にかかわる仮置場の確保状況について、ご報告いたします。
今年度施工開始される「浪江町除染等工事(その4)」の対象となる「田尻行政区」の仮置場の契約が完了いたしました。今後は仮置場の造成に入ることとなりますが、除染作業につきましては行政区の皆様への除染の説明が終了次第、行っていくこととなります。
また、先に確保となりました行政区につきましては、既に仮置場の造成に入っており、主に住宅や大型施設等を中心に除染作業を行っているところであります。
未だ仮置場が確保されていない行政区につきましても引き続き仮置場の確保に向け、行政区と相談しながら進めてまいります。
今後とも、住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしてまいります。
○次に、津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。
津波被災者の生活再建のため、防災集団移転促進事業により、移転促進区域内の宅地等の買い取りを進めておりますが、現在まで、契約手続き中を含め、約470件、面積にして約78%の契約となっております。また、議会の議決が必要となる5千平方メートル以上の契約につきましては、43件の契約となっております。
移転先住宅団地の整備につきましては、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸を整備する計画であり、現在、両地区とも敷地造成のための実施設計等を行っているところであります。
町営大平山霊園につきましては、移転希望者による移転が進んでおり、現在、約200基の墓石が建立されております。また、先月末には、墓地内に公衆トイレが完成したところであります。
○次に、町民の健康管理等について、ご報告いたします。
震災後、避難生活の長期化に伴い、運動量の減少、食習慣の変化、精神的ストレス、睡眠障害等により、生活習慣病が増加しております。 引き続き、適度な運動、規則正しい食生活などの健康指導や啓発活動により、町民の健康維持及び増進に努めてまいります。
今日は、ここまで。