博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

現況報告の続きの続きの続き

2013-02-13 08:08:17 | 日記

昨日に引き続き、現況を報告します。

・財物賠償(土地、建物)・精神的損害賠償について

  ・財物賠償額は、優位な算定方法での算定額に6/6、5/6を掛ける。

  ・精神的損害賠償は一人につき1年分が120万円ですので、720万円(6年分)、

   600万円(5年分)となりますが、今まで受け取った賠償額分は控除。

  ・解除見込時期については、H26.3、27.3において現況確認(除染やインフラ復旧など)

   を踏まえた上での見直しを国と協議することを確約している。

  ・居住制限区域・避難指示解除準備区域の解除見込時期は、1年延長もあり得る(結果的に

   帰還困難区域と同様の6/6)ことを国は認めている。

  ・今後も全町一律賠償と精神的損害賠償の増額を町と町議会は求めて行く。

 

・家財の賠償について

  ・家財の賠償は、解除見込時期が変更になっても賠償額は現行のまま。

 

・一括請求可能時期について

  ・財物賠償請求に必要な「固定資産課税台帳登録事項明細書」が、2月中旬に町から送付される予定。

・一括請求可能時期は、6月以降が予想される。


現況報告の続きの続き

2013-02-12 18:06:50 | 日記

2月7日のブログに、現況報告の続きを掲載しましたが、今日はその続きを報告します。

 

<colgroup> <col span="2" width="72" /> <col width="111" /> <col width="78" /> <col width="40" /> <col width="78" /> <col span="4" width="72" /></colgroup>
◎建物解体について              
  避難指示解除準備区域・居住制限区域の全壊家屋、倒壊の危険がある家屋などは持ち主の
  合意を取り付け、国費で撤去。            
                   
◎「しおり」の作成配布について            
  区域再編4月1日施行に当たり、立ち入りに関しての注意事項や仮設トイレ及びバリケードの
  設置場所などを記載した「しおり」を作成し、施行前に配布する。      

 

<colgroup> <col span="2" width="72" /> <col width="111" /> <col width="78" /> <col width="40" /> <col width="78" /> <col span="4" width="72" /></colgroup>
◎町外コミュニティについて              
  ・いわき市=非公式に市長へはあいさつ済み。        
  ・二本松市、南相馬市=正式に申し込み済み。近々に個別協議に入る。    
    *3市については、H26.3月から順次入居を目指す。      
  ・その他=桑折町の町営住宅を浪江町分として25戸入居可能予定。福島市なども柔軟に対応。
                   
◎医療費減免、保険料免除、高速道無料化について      
  ・医療費減免について              
    国保・後期高齢者医療費一部負担金・介護サービス利用者負担金の免除期間が、1年延長
    される予定。協会けんぽなどは未定。          
  ・保険料免除について              
    国保税の免除は1年間延長される予定。他の保険料は、未定。      
  ・高速道無料化について              
    未定。                

 


診療所設置

2013-02-11 16:06:16 | 日記

<福島民報ニュースより>

診療所25年度内に設置 浪江町、「解除準備区域」が候補に

  福島県浪江町は東京電力福島第一原発事故で設定された警戒区域が4月に再編されるのを受け、立ち入りする町民の健康管理を目的とした診療所を平成25年度中に町内に設置する方針を固めた。
 同町は年間積算放射線量により帰還困難、居住制限、避難指示解除準備の3区域に再編される。線量が比較的低い避難指示解除準備と居住制限区域は住民の立ち入りが自由になるため、町は区域内で体調不良や急病の際、対応できる医療施設が必要と判断した。
 町によると、診療所は、現在は警戒区域で再編後に避難指示解除準備区域となる地域に開設する考えだ。複数の医師を確保し、週に数日間、日中に勤務する方向で検討している。町は地元医師会と調整し態勢づくりを急ぐ。
 県地域医療課によると、避難区域が再編された6市町村のうち、川内村が20キロ圏外の旧緊急時避難準備区域にあった診療所を再開したが、旧警戒区域内に診療所が設置されるのは初めてという。

( 2013/02/08 10:22カテゴリー:主要

 

*町は区域再編4月1日施行を受けて、立ち入りする町民の健康管理のため診療所を25年度中に設置する方針です。

1月30日の臨時会の補正予算審議の中で、「立ち入り町民の健康管理は」という同僚議員からの質問に対し、「現在、診療所の設置を検討している。場所は貴布祢を予定している。相馬郡医師会などの協力を得ながら医師を確保したい」という町長から答弁がありました。設置に関する予算が今回計上されていませんので、設置が決定されればお知らせしたいと思います。


要望内容 その2

2013-02-10 13:33:07 | 日記

昨日に続き、要望活動の内容について報告します。

 

Ⅳ 総合的な放射能汚染対策の実施について

 1.徹底的な除染の実施、山林や河川を含めた実施、継続実施

 2.放射性廃棄物・汚染土壌等(建設副産物含む)の減容化の早期実施

 3.飲料水の安全と安心の確保

 

Ⅴ 住民の長期的な健康管理に向けた取り組みについて

 1.長期的な医療保障制度の構築

 2.全国各地域における被ばく検査体制の構築

 

Ⅵ 原発被災自治体の再構築に向けた制度の確立について

 1.自治体財政運営に対する恒久的な制度保証

 2.自治体運営に欠かせない人的支援の強化

 3.収入確保・雇用確保のための産業誘導策の強化

 4.被災自治体における選挙制度の運用改善

 

官邸にて、世耕弘成官房副長官に要望書を提出

7日は要望事項をそれぞれ所管する、関係省庁(総務省、国交省、官邸、復興庁、文科省、環境省、厚労省、経産省)を訪れました。各省庁からもらった面会時間は各約15分の分刻みで、タイトなスケジュールでした。しかしながら、限られた時間の中で要点を絞った要望は行えたと思います。

あいにく国会では委員会が開催されていたため、総理大臣はじめ各大臣には面会できませんでしたが、面会した副大臣などから、要望事項について大臣にしっかり伝わることを期待します。そして成果が早急にあらわれることも期待します。


要望内容 その1

2013-02-09 18:27:55 | 日記

今日と明日で、昨日行った要望活動の内容について報告します。なお、これといってお知らせ出来る成果は残念ながらありませんでした。

「よく議会は、要望した要望したと言うが、成果を何一つ持って来ないではないか」とお叱りを受けますが、皆さんからいただいた意見や要望などを精査集約したものを国に伝えることも、私たち議会の責務の一つだと思っています。ボールを国に投げましたが、返ってくるまでには時間がかかることもご理解ください。

 

要望事項

Ⅰ 警戒区域及び計画的避難区域の見直しに伴う措置について

 1.区域内の防犯・防災の強化

 2.生活環境整備事業の制度見直しと拡充

 3.区域見直しに伴う立ち入り町民へのガラスバッチ配布

 4.主要道路の通過交通の確保・安全性の確保

 

Ⅱ 住民の安定的な生活環境の整備について

 1.災害公営住宅の早期整備、借り上げ住宅制度の継続

 2.事業継続・再開のための補助金や支援策の強化

 3.高速道路無料化の継続・拡充

 4.医療費の一部負担金の免除及び保険料の減免措置の継続

 

Ⅲ 住民の生活再建に向けた制度の構築について

 1.賠償紛争審査会の議論再開と指針の第三者による検証の実施

 2.精神的損害の基準の明確化と項目追加

 3.再調達が可能な財物賠償の早期実現

 4.賠償制度によらない生活再建・支援制度の構築

 5.賠償金の非課税化

 6.民法の規定による財物賠償に伴う所有権移転の権利放棄、時効消滅の適用除外の明文化

 

坂本哲志総務副大臣に要望書を提出