
2016年4月3日(日)
判官塚古墳の桜
宇都宮の孝子桜を後に向かったのは鹿沼の判官塚古墳です。 NAOさんが「ここに行ってみましょうか。」とサイトを見せてくれた時にはあまりに素晴らしすぎて、人がごった返し見ることができないのではと思うほどでした。
ところが現地に着くと、広大な田んぼの中に美しい前方後円墳が桜を乗せてポツンと。 気付けば空は青空になっておりそれはそれは見事なたたずまい。 なのにこの時ここにいたのは私たち3人のほか2~3名の方たちのみ。 いやぁ~、贅沢なひと時でした。

古墳というのは古代の人のお墓だと思っていましたが、こちらの古墳は「源九郎判官義経が奥州へ向かう途中に冠を埋めた」古墳だという伝説があるそうです。 田んぼに整地される以前は他にも十数基の古墳があったのだそうです。

それにしても赤い鳥居と小さな祠のある古墳の上に3本の桜の木。 古墳を取り囲む黄色の菜の花。 そして青空と白い雲。 古墳が造られたという7世紀前半に思いを馳せウットリしてしまいます。

何より、このひょっこりひょうたん島形の前方後円墳がいいですよねぇ~!

小さな花達もたくさん咲いています。 かわいいアマガエルもいましたよ!

雲のない日には田んぼの中のこの古墳の奥に、日光連山も望めるのだそうです。
あ~、その昔。 判官義経も田んぼの向こうに連山を眺めたでしょうか。
大感動のまま、次へと向かいました。
次は私もたびたび寄らせてもらう大柿カタクリの里からも見える「龍興寺の枝垂れ桜」です。 カタクリの里へカタクリやアズマイチゲを撮りに行くたび、遠くに見える立派な枝垂れた木。 3月ごろはまだ枝だけの木なのですが「きっときれいな枝垂れ桜なんだろうな」とは思っていました。 今回初めて花の時期に伺う事ができました。

遠くから見ると枝垂れ桜の木だけがぽつんと見えるのですが、龍興寺さんの本堂裏手にはきれいに整えられたお庭があり、枝垂れ桜はその中に立っていました。

樹齢300年だそうです。
風になびく姿は美しいのですが、撮影は難しい。
まだ続きます。